今日は、色との出会いについてのお話し
色彩についての記憶
私は5歳から幼稚園に通っていました。
とってもおとなしい子供で口数も少なく、お友達は大好きなウサギのぬいぐるみ
家から一歩外へ出ると、意思表示が不得意な性格
そのせいなのか、お絵かきの時間 想い出の絵で
家族で行った水族館を描いたのですが、
真っ青の大きな水槽に サメとカメと 空と
綺麗な色とはかけ離れた暗めの色で表現していました。
後から思うと 当時の気持ちとリンクしているみたいですが
小学生に入ると、親から与えられた洋服を着て通学しました。
わたしには4つ下の妹がいて、妹はどちらかというと可愛い女の子タイプで
私はクールな真面目タイプ
親の印象も同じで、当時のわたしの洋服といったら、紺・茶色・ベージュの
パンツスタイル
妹はピンク・赤・白のスカート・レースのワンピース
「私も妹みたいな可愛い色のお洋服が着たいな~」
と思いながら小学生時代を過ごしました。
そのせいか、綺麗な色への憧れが強くなり、お洋服が選べない分
とにかく、自分で集められる物はキレイな色にしか目がいかなくなりました。
海育ちでしたので、海岸に良く行っていました。
砂浜にうちあげられた、角の取れたキレイなガラスの石
見つけるのが得意でたくさん手に握りしめて
家の瓶に積めてコレクションにしました。
中学生になると、母親が隣町のお洋服屋さんに連れて行ってくれて
お洋服を買ってくれました。
選ぶのは自分
この時から、好きな色、デザインのお洋服を着れるようになりました。
ピンク・ターコイズブルー・パステルカラーの黄色・オレンジ
ワンピースにリボン付きのブラウス
毎日カラフルなお洋服を着られてウキウキ 楽しい気持ちでいられました。
キレイだな、美しいな、鮮やかだなと思う 「色」と人の心の動きは密着していて
子供のころに描いた絵も、集めていたキレイなガラス瓶も、クリスタルも
私の心を満たし、優しい気持ちや元気を色から 自然と貰っていました。
きっと、幼いころから、色彩を肌で感じていたのだと思います。
普段、なにげなく目にしている色を、ほんの少しでも意識してみると
違う世界観が広がることを私は知りました。
色と出会い、楽しさを知り 立ち止まった時には色からヒントを与えて貰え
元気や優しさと出会える。
その方法をみなさんに伝えするのが、私の仕事です