TPPと日本領 | 松木けんこうオフィシャルブログ「松木けんこうのつぶやき」Powered by Ameba

TPPと日本領

TPP参加賛成要素の多くは、目先の利益だけの計算で動いていて
実質は日本のためにならないと考えられるものばかりです。
たとえば、輸出が増えるという話ひとつとっても、
その実、生産の大部分は海外で行われて、
日本の労働者への見返りは期待できそうもない。
むしろTPPで流通が自由になる分、国内製造は
マイナス方向へ動くだろうということが火を見るより明らかです。
先々を予想して考えてみると、TPPの影響で
とんでもない一大事になりうることが山のようにあります。

今回は日本領の話です。
日本の領土は決して広いわけではありません。
しかし、日本は四方を海に囲まれた海洋国家であり、
排他的経済水域も含めた自分の国の広さとなると
世界でも10指に入る面積を保有している国だという事実は
あまり自覚がありません。
小さな島でも保有することによってその周りの海が領海となるのです。
今どきは魚介類だけではなく、メタンハイドレードや希少金属など
海洋資源への期待も大きく、国家の繁栄に大きく関わっているのが
日本の領海なのです。

そこで、TPPがどう関わってくるのかを考えてみましょう。
離島での主要産業は漁業、農業などの第一次産業が主になります。
TPP参加で、自分たちの産業が収益として成り立たなくなれば、
離島の住民は、働き口を求めて島を離れます。
小さな島などは、無人島になってしまうかもしれません。
するとどうなるのか、近隣国民がいつの間にか住みはじめ、
その国の施設を作って、いつの間にか日本のものではなくなってしまう。
そんなバカなと思っても後のまつり。

近年になって、近隣国と諍いが生じているのは、
誰も管理していない国土だったからに他なりません。
どうでしょう、「風が吹けば桶屋が儲かる」レベルの話でしょうか。
私は、簡単に予想できる、極めて重大な問題と考えています。

離島の第一次産業の担い手は国の平和な手段による、国の守り手。
離島の第一時産業を縮小させることは国を縮小する危険をはらみます。
そんな危険のあるTPP参加を、私は断固反対します。

■ 7月17日
   街宣予定

8:45 大空町女満別 大空町役場前
9:25 網走市内流し遊説
9:45 網走市・道の駅・流氷街前
 ~小清水原生花園
10:55 斜里町ラルズマート
 ~丸中しれとこ食品、ウトロ・道の駅・うとろシリエトク、ウトロ漁業協同組合
14:00 清里町Aコープ
14:50 小清水郵便局
 ~美幌町・道の駅・ぐるっとパノラマ美幌
17:00 美幌町・シティびほろ店
17:40 津物町JAつべつ
18:30 北見市大通5丁目・アルファガーデンチャペ