緊急搬送された病院は札幌ではわりと古くからあり評判も特に悪いって感じでは無く、何よりも自宅から近いのが助かるって思ってました。

一通りの検査が終わるとストレッチャーに乗せられ病室へ行きました。
そこはナースステーションが目の前にある個室、え、まさかの差額ベッド代か??って不安になりましたが看護師さんから病院指示だからかかりませんよと言われて、後で医師が説明に来ますのでそれまではベッドから降りないで下さいって。
血圧計やら心電図やらつけられて、ナンチャッテ重病人の出来上がりです。

テレビも見られないしスマホも無い、たまに自動で測る血圧計の数値と心電図の波をただただ見ながら医師が来るのをじーっと待ちました。
退屈でしたが明日から少し休めるし入院生活もたまには悪くないなぁ〜〜
なんてお気楽に考えてました。

検査結果を伝える為に医師がやって来て、二本ある太い血管が狭窄してて不足した血流を補うために細い血管が網の目状に出来てます。
もやもや病で間違い無いです、そのもやもやした血管からの出血でくも膜下出血を起こしてます。
とりあえずこのまま入院して経過を見ますとの事。

なんか凄いアッサリとしかも事務的に言われたせいか僕もあー!そうなんだー!って位の感じしかありませんでした。

でもその後にスマホでもやもや病に付いて調べてみると、、、
国が指定した難病、今のところ治療法が無い、原因も不明、徐々に進行もして行く、しかも出血型の場合は再出血のリスクがかなり高いガーン
でももやもや病でも普通に生活してる人もたくさんいるって言うのもあり、ちょっとホッとしたのを覚えてます。

とりあえず僕は軽い症状だし、くも膜下出血後の後遺症もないし、すぐに退院出来るんじゃないかなぁってかなり楽観的に思ってました。

翌朝、医師の回診もお変わりありませんか?の一言で終わり、朝食も普通に出て担当の看護師から今後の診療計画書なる物を渡されました。
中を見ると予定入院期間が数日、手術予定はなし!
こりゃ予想通り退院はすぐだな、こうなったらこの休みをマッタリ過ごしてやろう、、、なんて怠け者の心がムクムクと湧き上がって来ましたニヤリ

ところがこの後、予想外に進んでしまいましたびっくり

次に続く