要望放置！？八ヶ崎第二小学校周辺ゾーン３０問題　令和6年度やっと設置へ

依然、設置時期は未定ですが
この問題が発覚した経緯からビラにまとめていますのでご紹介します。

山中議員からの連絡で事は動き始めました

松戸市の減額補正予算案から設置予定のゾーン３０が実施されなかったことを山中議員が補正予算資料で議会前に発見。
詳しく調べていくと、県警からの連絡によることが発覚し、千葉県警に中西が詳細を確認し、予算委員会にて事実関係を確認しました。
市・県両面にアプローチし事実確認を行うことで衝撃の事実が発覚し、改善に導くことができました。

【市と県警のやり取り】
市から要望を受けた地元警察署は要望を放置。要望から3年後、市からの進捗確認を受け、地元警察署から本庁交通規制課に整備検討の要請がされる。
ようやっとゾーン３０の整備が決定との県警の連絡を受け市は関連予算を計上した。
ここまで市の要望からすでに4年が経過していた。
ところが、市に突如県警から、予算不足によりゾーン３０の設置を見送るとの連絡があり市は予算を減額補正した。

【ずさんな見積もり！？】
県議会の予算委員会にて、一連の市と県警のやり取りを確認していくと、いくつかの問題が浮き彫りとなった。
県警ではゾーン30も含め標識の設置などを大きく「標識等設置費」として例年同額程度の予算を確保している。整備を決定し市町村に連絡した箇所であっても、具体的な見積もりや概算を行っていなかったのだ。比較的他の標識類よりも予算が多くかかるのがゾーン３０であるが、このゾーン30についても予算計上時には見積もりは行っておらず、整備決定した個所の予算を確保していなかった。その為、設置の時期が遅いものは予算不足で設置が見送られてしまったのだ。

特に要望から3年間の間、県警には関連の記録は一切残っていなかった。人事異動などの際引継ぎが上手くいっていなかったようだとの説明があったが、市からの要望が記録すら残っていないのは大変な問題である。

また、進捗状況や整備の決定、整備の見送りについても県警からの連絡は非常に遅く、市からの連絡を受けての動きが主であった。市町村はあくまで県警にはお願いベースでの働きかけであり、対等であるはずが、上下関係のような状態が生まれてしまっている。

今回山中議員により減額補正の原因を見つけることができたが、予算を減額するほどの被害を受けていても市から強く働きかけることはできない不条理な関係が見えてくる。行政組織に属さない議員が市、県両面からアプローチすることで組織的な課題が浮き彫りになった。

【改善されること】
予算委員会でのやり取りを経て、警察内部の体制・ずさんな予算計上・市町村への連絡体制の見直しが行われることとなった。

該当箇所のゾーン３０は要望から5年経過した今年度（令和6年度）設置として予算が確保された。

要望放置！？八ヶ崎第二小学校周辺ゾーン３０問題：令和6年度やっと設置へ