02.他人や環境など、コントロール不可能なものにこだわらない

「幸福」を語るときにやっかいなのは、どうしてもそれを相対的な判断基準で測ってしまうことです。そして、それが不幸の始まりです。

たとえば、お金。1億円稼いでいる人がいるとします。年収2300万円の人から見たら、さぞ幸せな人生を送っているだろうと思うでしょう。

でもたまたま隣に住んでいる人が十億円稼いでいて、「隣の人は十億稼いでいるのに、自分は1/10しか稼いでいない。自分は隣の人より1/10しか価値がない人間だ」と考えたとしたら、その人は決して幸福ではないでしょう。

他者や環境というものはそもそも、自分ではコントロール不可能な、そして気まぐれなものです。コントロール不可能なものに自分の幸せや価値までが左右されてしまっていいのですか?幸せの基準を外に委ねることは意味がないのです。