抑圧された感情の爆発は本当の自分への第一歩 | ホメビーダ@人生のパフォーマンスが上がるホメオパシーの使い方

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日本ホメオパシーセンター豊田乙部でホメオパシー相談をしている松本美千代のブログ。健康や美容、精神、など人生のパフォーマンスを上げるホメオパシーのお話しや、セルフケアについてお伝えしています!

皆様こんにちは

 

少し前にあった

ご自身の感情の抑圧に気づき

ひた隠しにしていた思いが出てきた方のお話です。

 

ショボーンプンプンえーんムキー

 

その方は

主訴が

関節炎と疲労感とやる気やわくわく感が無い 

でした。

印象は 

自信に満ち、明るく、優しく、楽しい方 

でした。

 

最初に言われたのが

私は、感情は分かっているし、既に解決しているから

関節炎と疲労感の肉体的なものをお願いします 

でした。

 

普段のお話を聞くと

関節炎をお持ちながらも、家の事を歯を食いしばって頑張り、

友人からの相談やお願い事にも何時まででも対応し、

母親の事を第一に心配しながら面倒を見て、

お金にならないような仕事も快く引き受けておられました。

 

言葉の端々に、不満げな雰囲気を感じましたので

 

その状況に

怒っていますか?と伺うと

「いいえ、

怒っては無いし、私はあまり怒らない」との事

では悲しいですか?と伺うと

「うーん、

悲しいかも?、でもそんなに」との事

 

それは、あたかも

「そこには触れないで!」キョロキョロ

と一生懸命説明しているようでした。

とりわけ怒りに対する抵抗感はすさまじさを感じました

 

ご希望通り

肉体症状のみを見てのレメディーを選び

特に変化もありませんでした。

 

時がたち、

彼女の症状も状況も何も変わっていない感じでした。

 

なので、なぜ?

それをするのか?を伺いましたよ

 

すると、、、

 

家の事を歯を食いしばって頑張るのは、

一緒に暮らす彼氏が怒りっぽく、怖いので

怒らせるのもかわいそうだし、私も不快だから 

 

友人の相談やお願いに自分の事をさておいて対応するのは

友人がかわいそうだから、相談にのってあげないと

 

母親は、苦労してきた人なのでかわいそうだし

自立できないので、ほっておくと病気になったりボケたりしそう

 

割の悪い仕事を引き受けるのは、

その方たちがお金が無くてかわいそうだから

 

などなど出てきました。

 

全てにおいてかわいそうだからでした。

はて、そうでしょうか???真顔

 

そして、

もしそれをしなかったらどうなると思うかを聞きました。

 

共通して出来たのは、

私が彼らの思うように動かないと、

私は嫌われる見捨てられるショボーン

でした。

 

そこで、

彼氏や友人や母親がかわいそうと言いますが、

その方たちの要望を第1にしている姿は

自分をないがしろにしているようで

ご自身こそ かわいそうに見えますが…と言うと

 

「なぜ私の周りの人は、私をこのように

見下して安っぽく扱うのですかね?」と涙ぐみました。ショボーン

 

なので、

「なぜ、あなたは安くっぽく見下してもいいように、

周りの人に媚びて機嫌をとるのですか?」と聞くと

 

それしか方法が分からない、

それしかできない気がする。との事

 

自分で自分をそれくらいの人間として

設定してるのですね と言うと

泣き始めてしまいました。えーん

 

この方は、自分を自分で

奴隷のような立ち位置でいることで

自分の不安や恐怖を避けようと、

自分の思いを押し殺してふるまっていました。

そうすることで、

安心や安定や幸せが手に入ると

深く深く染みつかせていたのです。

 

 

心の本当の声を感じてみていただきました。

 

不安感や悲しみ、自分はかわいそう・・色々出てきましたよ。

 

でも、怒りに関しては 

怒りは悪い事と思い

怒る自分は受け入れられない感じでした。

最後まで、怒りは無い怒ってない

優しい自分のママでいいと言いました。

周りに迷惑をかけない感情の出し方もありますと

お伝えしました。

 

そしてその夜

 

布団に入ると、なぜか分からないが

じっとしていられないほど

イライラ感が沸き起こりムキー

大声で叫びたいほど、悲鳴を上げたいほど

得体のしれない何かが出てきてしまったと

ご連絡がありました。

感情の開放です。ドンッメラメラドンッメラメラドンッメラメラ

周りの方には迷惑をかけたくないという思いが強いので、

一人になり車の中などで音楽をかけて

思う存分叫んでくださいとアドバイス。

どれだけやっても治まらない勢いだったそうです。

 

ノートに、腹が立ったことを

ただただ感じたままに かき出すこともお勧めしました。

 

これまで抑圧したものを出し切るのは

時間がかかりますが、

怒りは上手に出して、

悲しみは上手に寄り添う

不安はしっかり感じて、本当に怖いのか確かめる

などなど彼女は前向きに建設的に

日々新たに感じる感情への対応も解決しながら

感情と向き合い始めました。

 

無理に作り上げた

全く怒らない優しく利用しやすい素敵女子は 偽物でした。

笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

本当は

自分を能力や価値がない人間だと設定し

安心や幸せを手に入れるために奴隷の様に尽くす女子

だったのです。

そして怒る事すら自分にさせてあげず

もんもんと抑圧していたと言う事です。

 

 

その後、自分の設定を変えるために

「私は最高のものを手に入れられるほど

価値のある人間だ」

という風にイメージしてはいかがでしょうか?

とご提案いたしました。ウインク

 

そうすると

根拠がないけど、そう思うことが出来そうです。

少しワクワクしてきました。と言っていました。

やる気も出てきて

何か楽しい事を思い切りやりたい!という気分も出てきました。

 

心の声を聞くことは、難しい事が多いですが、

私たちみんなが、一生を通して死ぬまで続けていく

大切な作業であると

私は思います。

 

そして、エネルギーが出てくることで

多くの体の不調も、少しずつ改善していくかもしれません。

 

 

 

自分がどの様に自分を扱っているかで

周りの状況が作られると言っていいかもしれません。

自分を価値のない人間だと扱えば

その様に周りからも扱われるという分かりやすさ

 

周りの状況を見れば

心の奥底の自分で設定した自分がわかる

と言っても過言ではないと思います。

 

見事な同種療法!これぞホメオパシーかもしれません!笑

 

心の奥底にある、自分の設定が

どの様になっているかしっかり周りを見て

内観してみることも

たまには必要だなと感じるケースでした。