今日からまた1週間が始まりました。

授業が始まって1ヶ月が経ち、課題の量も一気に増え、内容も少し変化が出てきました。

 

Infrastructure Planningという授業では、来週からメルボルン大学の教授がチェンナイに滞在され、1ヶ月ほど講義をしてくださることになりました。

Automation in Constructionという授業では、週に1回シミュレーションソフトを用いた実習が始まり、さらに充実するのではないかと期待しています。

 

Infrastructure Planningの授業は相変わらず、すごく面白いです。

今日は、「インフラプロジェクトにおける政治リスク」というテーマでディスカッションが行われました。

あらかじめ学生には、4つのリーディング課題が与えられています。

1つは、1990年代後半から2000年代にチャドとカメルーンで行われた石油パイプラインのプロジェクトの事例。

あとの3つは、同時期にアメリカ企業がインドで行った天然ガスプロジェクトについての資料です。

 

実は、後者のインドでのプロジェクトは、建設が開始された後にインド国内の不安定な政権交代のせいで中止されたり、国際仲裁がインド国内で効力を持たなかったりと、インドの政治的リスクの高さを世界に印象付けたと言われています。実際、その後長い間、インフラ分野における海外からの投資は衰退しました。

一方で、このプロジェクトはアメリカ企業からの一方的な契約に基づいていたため、中止は適切だったという見方もあります。

その是非について、クラスで議論しようという回でした。

 

毎回ディスカッションの前には、クラスで1名が指名され、それぞれのケースについて15分間のプレゼンテーションが求められます。

しかも、誰が指名されるかは当日のくじ引きで決まるため、全員が全てのケースについてスライドを作ってこないといけないのです。

事前に当てられるのがわかっていれば作り込めるのですが、この授業に限っては、完全な準備をすることはほぼ不可能です。

 

そしてなんと、今日初めて当てられてしまいました…

チャドとカメルーンの事例について、完璧ではないですが、なんとかプレゼンすることができました。

理解が浅く説明が拙いところもあり、もっと準備しておけばよかったと悔いも残りますが、授業の性質上仕方ないです。

 

明日も同じ授業があり、今日指名されたからと言って、免除になるわけではありません。

放課後は、明日に向けて(当てられるかどうかわからない)プレゼンを準備していました。

 

IITのキャンパスには面白いものがあって、100mおきくらいに、学生を激励する格言が書かれた看板が立っています。

 

今日ふと目に入った看板には、

 

What You Have Is A Rare Opportunity.

Make The Most Of It.

(今経験していることは貴重なものだから、最大限活かしなさい)

 

 

と書かれていました。

1人で机に向かっていると、大変だなと思うこともありますが、これを求めて来たわけなので、楽しみたいと思います。

 

それでは。