宝石にも銀器にもリネンにもラデュレごっこにもまーったく興味のなくなった
2012年初夏、であるが普通に生きている。当たり前だけど。
GWは自称『日本№2の森石ーファン』であるところのまぶだち(40歳主婦)が
ライブ観に行くのに合わせて名古屋に行った←自分はライブ観ないのに 。
仕事早引けして移動後の22時、小雨模様の栄に到着。
同じくライブ観ないのに関西から彼女と遊ぶために合流した
「あそこまでやばくない桑名正博」のよーな大男
(クラプトンよりいい席で神様ライブ観る人)に連れられて皿うどんを食べる。
野菜いっぱいでおいしい。昼軽めにしたのでしごく自然に大盛りにしたら
大男も負けじと大盛りにして苦しんでいた。よせばいいのに。
腹ごなしを兼ね、ほぼ下戸の大男とライブで放心状態の彼女と
単に飲みたい自分、の3人が納得する一軒を探し求めて日付の変わった街を歩く。
ああでもないこうでもないと延々歩いて、大男リコメンのディープ名古屋エリア散策。
ふっ、と20年前に行った真夜中のリオデジャネイロを思い出す。
ちょっとヤバめな通りに漂う空気ってバンコクでなくても万国共通に思える、
湿ってて煙っててちょっと甘苦い。ブラジル人、フィリピン人、
国籍のみならず元と現在の性別があやふやな人々。
小学生の頃、吉原を通って学習塾に通っていたという主婦は
贅肉のないホステスが求めるだろう水着みたいなドレスや
外国人たちにとっては懐かしい故郷の味を売る屋台に嬌声を挙げる。
絡まれてもあたし責任もたないかんねーな感じで大男とふたり、
主婦の首に繋いだ見えないリードをたぐりつ緩めつ一帯を回る。
マンション一階の空洞みたいな抜け道を潜ってたら、前の男二人が開けた扉から
イラシャイイラシャイ、とフィリピン訛りの歓声が聞こえる。
衝立の裏には雛壇が並んでるんかしら。
いい加減歩き疲れて、可もなく不可もないからここでいいやと
マンション2階のタイ料理屋に入る。すっかりやる気のない店主が
片肘でごろ寝しながら田辺誠一?の映画観てたようなやる気のなさが気分、な感じ。
見るからにタイ人の嫁もらって脱サラして居酒屋開店しました、と顔に書いてある感じの店主と
カウンター越しに周辺地区治安や景気動向の話をしながら春雨サラダとさつま揚げツマミに差し向かい。
3時くらいにお開きにして、明けて午後には帰京する主婦+大男と昼前にフロントで待ち合わせる。
ライブの余韻いまだ冷めやらず、今日は今日で恵比寿のラストギグにはせ三治るため
興奮でよく眠れなかった主婦と、なんとなく夜のノリを引きずったままの男ふたりは
よく晴れた空に汗ばみながら台湾ラーメン屋に入る。
迎え酒にビール、ビール、ビール。どんどん瓶が空く、大男はほとんど飲んでないのに。
味覇味さもなければ牡蠣油味、みたいな脂の浮いた皿もどんどん空く。
真昼だと言うのに三人して顔赤くて呂律が狂いがちだ。デュラスみてえ←嘘
こんな時間が続けば、と思いながら続かないから楽しいのよね。
帰ればそれぞれの生活がある。新幹線に乗り込む主婦を送り届けて駅でサヨナラ。
しかし夜遊び昼遊びで満ち足り過ぎ、自分はその後に計画していた関西行きを止めた。
more overを望まずほどほどでやめられるようになった、って我ながら大人になった感じ。

