平沢大河について考察 | Route 26

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先週一軍登録された高卒ドラフト1位のルーキー・平沢大河。

オープン戦は一軍帯同も、3月中旬に二軍降格。
それから5月中旬までの約2カ月の間は二軍で実戦を積み、
公式戦31試合に出場。
その中で打率.294、チーム最多の4本塁打、22打点を挙げるなど
高卒ルーキーとは思えないくらいの好成績を残しました。


ではいったいこの2ヶ月間、どのように取り組んできたのでしょうか。
出場した31試合127打席から、具体的に彼について考察してみようと思います。




















特徴として言えることは

・右投手は得意であるが、左投手は苦手で場数も少ない

・3月は不調であったが、球に慣れてきたか4月は好調

・第一打席は低打率で三振も多いが、第二打席は高打率で三振も少ない

・中盤5回~6回にかけて高打率

・やや三振多く、やや四球は少ない

・ヒットはほぼ引っ張り、流してのヒットは少ない






といったところでしょうか。



二軍の球ならある程度は打てるようになった、との本人インタビューの記事がありましたが
正にその通りですね。



具体的にいえば5月6日のマリンでの親子ゲーム
相手先発の東北楽天・加藤は珍しいアンダースロー
第一打席は見逃し三振でしたが、第二打席にはセンターオーバーのスリーベース

先ほどの表のとおり、第一打席打てなくても第二打席には高打率
あるいは中盤5回~6回で高打率というのは、
初見では打てずとも、その対応能力の高さ・センスからでしょうか
恐れ入りました。

三振は比較的多いかもしれませんが、試合中に対応出来ればあまり心配ないかもしれませんね。




高卒ルーキーですし十分の成績であるとは思いますが、
敢えて気になることを挙げるとすると、左投手が苦手なことと、右方向(引っ張りの)打球が多いということ

左投手に関しては、そもそも二軍で今季対戦した先発投手が全て右であったため、
経験不足が否めません。

引っ張りに関しては、昨日井上についても書きましたが
二軍の投手の球は簡単に引っ張れても、一軍の投手の球は簡単に引っ張れないであろうという懸念があります。


この辺りを解決できれば、一軍での活躍も近いかと個人的には思います。






ロッテの高卒新人で、これほど注目され能力も高い選手は珍しいですよね。
それだけに、チームの方々には大切に育てていってほしいです。

勿論ほかの選手にも、良い刺激になって切磋琢磨しあってほしいですね。