2009年9月27日。
前日の鴨川での川崎との直接対決を、エース香月の好投で6ー0で制し同率首位に並んだ浦和マリーンズは、
この日ジャイアンツ球場にて「勝った方が優勝」という川崎との最終戦大一番に臨んだ。
しかし先発服部が中々リズムに乗れず2番手田村も2失点、二回までに0ー6と大量リードを許す。
三回表に4番竹原のライトポール際へのグランドスラムが飛び出し2点差に迫るも、
既に引退を表明していた小宮山らリリーフ陣も踏ん張れず、4ー9となる。
八回にバーナムのバックスクリーンへのソロで1点返すも及ばず、5ー9で敗戦。
最後の最後で、3年ぶりとなるイースタン・リーグ制覇そして富山でのファーム選手権への出場権を逃してしまった…
あれから間もなく一年が経とうとしている。
あの時の悔しさを忘れる者は、もちろん誰一人も居ない。
高橋慶彦新監督の元、例年以上に暑い暑いロッテ浦和球場で選手達は真っ黒になりながら全力で戦った。
3月20日、一軍と同時にロッテ浦和球場にて浦和マリーンズのシーズンが始まり、初戦を白星で飾った。
昨年の最多勝投手香月は、今年も序盤ローテの軸となり一軍でも勝利投手となった。
他の2年目の木村・坪井両投手も前半は先発、後半はリリーフとして活躍した。
3年目植松はエースとして君臨。規定投球回にも到達した。
序盤は西野・終盤は鈴江と、育成の両投手も先発として結果を残した。
育成から支配下登録された新人山室も、ストレートを武器に最近先発として試合を作っている。
大嶺もフォームをセットに戻し、八月半ばからローテの中心となっている。
黒滝は6月3日、西武第二球場にて完封劇を見せてくれた。
新人大谷は、先発リリーフいずれも高い対応能力を示した。
6年ぶりに日本球界復帰のコーリーも、中盤から先発の軸として活躍し、一軍の救世主な役割も果たした
開幕一軍の上野も、素晴らしい直球を見せてくれる。
高卒2年目山本は才能が開花。抜群の安定感でブルペンの中心を担う。
戦力外からの秋親や川越も、ベテランならではのイニングイーターとして一軍でも活躍した。
開幕一軍となった服部も、ピンチに勝負強く左のリリーフエースである
右サイドの相原や速球派内も、時期によってはセットアッパーをも担った。
手術となった中郷も、本来は勝ちパターンの投手である
左の松本・根本も、序盤安定した成績を残した。
3年目阿部・下手投げ下敷領らは、先発のみならずロングリリーフとしても登板。
そして昨年のセーブ王橋本はもちろん、序盤の林や終盤の那須野等も、守護神の役割を担った。
打線は、成長著しい角中・宮本らがリードオフマンを担う。
渡辺正は攻守に渋い味を遺憾無く発揮。
根元は開幕から大爆発。
細谷は頼れる4番として君臨。
竹原も一時は4番を担い
神戸は和製大砲として期待され
昨年の首位打者ムニスも鋭いスイングで快打連発。
怪我から完全復活を目指す青野や攻守にマルチな働きの定岡は、2桁本塁打を記録
金沢、斉藤、田中、青松らは個々の持ち味をアピールして正捕手を争った。
唯一の高卒ルーキー翔太は三遊間を守り、攻守に日に日に成長。
今岡・堀のベテランコンビも勝負強さを発揮し
角・吉田・生山の育成トリオも代走や守備固めで貴重な働きを見せている。
もちろん二軍となれば、故障者のリハビリの場でもあり、荻野忠・荻野貴・唐川らがリハビリに励んでいる
引退発表をした大塚も既にコーチをしている。
一方、開幕時浦和で活躍していた岡田・清田・古谷らが現在もなお一軍で活躍しているという事実には、感慨深いものがある。
高橋慶彦新監督は、エンドランやスクイズの多用・ダブルスチール含めた積極的な盗塁・代打含めた控え選手の効率的な起用・思い切った一二塁バントシフトや引っ張り専門の左打者への極端な守備体系・細かい継投策等、勝利にこだわった采配で白星を積み重ねて来た。
浦和マリーンズは、開幕当初こそややつまずいたものの、前半戦は首位の座を快走した。
6月上旬には8連勝も記録した。
しかし、夏に入ると失速してしまった浦和マリーンズ。
対川崎3連戦3連敗を喫し、首位の座を明け渡してしまう。
湘南にも、今年限りでの消滅が発表された8月以後、驚異の追い上げにあってしまう。
さらに6年目初優勝を狙う利府も優勝争いに加わった。
8月下旬~9月上旬、大事な大事な対湘南・利府・川崎7戦で、1勝6敗と痛い黒星を重ねてしまった。
一時は4位にまで落ちた。
終盤9月半ばに、首位と3ゲーム差開いた時もあった。
もうイースタン優勝は厳しいのであろうか…
いや、選手達は誰も諦めていなかった。
9月半ば、利府とのダブルヘッダーを連勝で飾った浦和は一気に息を吹き返し、
翌週末のホーム4連戦も全勝し、終盤にきて驚異の6連勝!
そして9月21日現在107試合を終えて59勝45敗3分、浦和マリーンズは紛れも無く単独首位の座を奪い返した!!
残るはあと一試合のみ。
明日9月23日、市営大宮球場に於ける対川崎戦。
この試合に勝つか引き分けると、浦和の優勝が決まる。
最終戦、奇しくも昨年と同じ対戦相手であり、また優勝が決まりうるという点でも同じ。
これは何を意味するのか?いや、言うまでもないだろう。
遂に昨年のリベンジを果たす時が来たのである。
あの悔しさ、全力でぶつけよう!
一年間の集大成、思い切り発揮しよう!
高橋慶彦監督を胴上げしよう!!
絶対に勝てると信じてます。
では~♪