ネガティブな内容を含みます。
一部批判も含むかと思います。
公立小学校での教師時代、
中学受験で苦しむ子供をたくさん見た。
サピックスクラス分けに関わるいじめも
毎年関わった。
円形脱毛症も拒食症も、
塾には行き続ける不登校も見てきた。
それでも中学受験は必須だと思った。
東京の公立小中は不安定過ぎる。
中学受験があるからだけじゃない。
教師は教材研究の時間がなく、
良い教育、
学力をあげる努力をしきれない。
学力をあげたい一心で算数専科等々、
専門を持つ方もいる。
給料を落としてでも。
良い先生がいなくなり
上手く回せる先生が残る。
それも仕方がない。
でも、
年間1000人以上教師が辞める不安定な場所で
子供の安定した学力向上は望めない。
結婚前から、
自分の子供を
東京で育てるなら
中学受験しかないと思っていた。
妊娠して義母に
「子供は是非開成に。
それ以外は話にならない学校ばかり」
と言われて、まあ予想通りと思った。
そういう家庭の人だと、
主人のことも理解していた。
「私のレベルではとても。
息子さんのレベルが高くとも、
母親の学力が子供の学力に相関しますので。」
と答えた。
今でもそう思う。
そして、
主人が子供に強く関わるのは、
母親の学力が子供に影響している現状を、
もう許容出来ないからだろう。
子供を寝かせる時間、
勉強にかける時間、
公立学校への理解の仕方、
子供に親がどの程度関わるべきか、、、
全ての感覚が違う。
私も主人も間違いとは思わない。
でも、
叩きながら勉強させること
怒鳴りながら勉強させること
高額なご褒美で釣ること
親の予定、理想に子供を合わせさせること
を私は、許容できない。
でもこれまでなぜ離婚までしなかったのか。
第一に経済面
専業主婦からそこそこの年収まで上げてきた。
暮らせなくはない。
でも主人とのダブルインカムにはかなわない。
主人との収入格差は何倍もある。
教育にはお金がかかる。
第二に
やはり主人のような強制力を持って学力を引き上げる時期がどうしても必要なことを私も理解しているから。
それが本当は中高に自発的であることが望ましいが、それは理想論。
そこまで基礎をどれだけあげるかだとわかっている。
叩き、怒鳴り、皿を投げて、テキストをやぶる。
鬼化という可愛げのあるものではない。
これ許容して、今子供の学力をあげる。
それしか本当に方法はないのか。
いや、そんなことない。
それは親の努力と能力不足。
でも、なぜ離婚を決められないのか。
私1人で二人の子供を
トップクラスを維持のできる基礎を引き上げる
覚悟が決まらないのだと思う。
結局は、私の努力と覚悟の問題なのだと思う。