昨日久しぶりに歌舞伎町に行ったので東急歌舞伎町タワーにも行ってきた
外国人観光客が考える歌舞伎町にチューニングしたんだろなって感じの商業施設だった
歌舞伎町にツッコミいれるのは無粋なので、どうなろうがそういうもんだという感じだけど、周辺のあれこれや所謂トー横キッズを横目でみながらいくと歌舞伎町のカオスさも極まってるなぁと思った
例のジェンダーレストイレの炎上は設計ミスっぽい以上の話ではないように感じた
個人的にはジェンダーレストイレでも何でも構わないというか、個室トイレの絶対数が少ないことに問題意識を持ってる
古くからある飲み屋や個人経営の小さな飲み屋行けばナチュラルにジェンダーレストイレだし(もちろん、これはかつての飲み屋が主に男性が行く所だった名残やスペースの問題で女性の意見が入りにくいからだけど)
エスカレーターで2階にあがるとギラギラしたフードコーナーの近くにチンポムのビルバーガーがドーンと展示されてる
チンポムらしいという言葉で正当化されて良いものかという気持ちにはとりあえずなったね
もちろん、ここは歌舞伎町なのだから何でもいいといえば何でもいい
森美で行われたチンポムの回顧展での炎上やその後のAnomalyの展示やBTでの「言い訳」や改名問題や渋谷パルコのショップ等、近年のチンポムには悪い意味でのくだらなさの感想があった
これは全て行って見たうえでの感想で、ぼくの考えとしてはアートは政治や権力より大きなものを扱える力を持ってるはずなのに、チンポムも政治や権力に合わせて巻き込まれていくんだなぁというガッカリ感が大きかった(巻き込まれたらまず負ける。政治をやりたければ、政治家になって総理大臣になって日本を変えれば良いわけで、アートなんかやる意味ないでしょう。いやチンポムはもとからそんなスタンスだと反論されるのは理解してるが)
今回のナラッキーはそうしたものとは距離を置いていて、欲望のまま変わり続ける歌舞伎町での刹那的な人々の一瞬の輝きをあらわした展示でとても良いと思った