恋するこころは泥にごり
やがて時間とともに
恋が愛に変わっていく

にごり水は澄み
おたがいのこころを映しあう
合わせ鏡のように
静もっていく

そっとこころが
寄り添うと
どこからともなく
清らかな鉦の音が
響いてくる

そこはかとなく
空気を震わせる
こまやかな調べ

そっとからだを寄せ合うと
おたがいのぬくもりが
ひめやかに混ざりあい
二人静の体温になる

どしゃぶりの
恋の季節が終わって
しみじみと降り注ぐ
秋の雨

あなたのこころと
わたしのこころが
そっと寄り添い

あなたのからだと
わたしのからだが
二人静になじんでいくとき

どこからともなく
清らかな鉦の音が
響いてくる

この世もあの世も
ひとつの世

こころもからだも
ひとつになって
静かな愛の時間が流れる




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