敗戦で崩壊した年金制度と、日本独立後に再建され新たにできた国民年金。 | 年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座

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知れば知るほど奥深い年金制度!
僕も日々勉強ですが、一人でも多くの方に年金の事を知って欲しいと思います。
年金は…正確に書くように努めてはいますが、少しでも年金の事を知っていただければ幸いであります。
一緒に年金について考えてみませんか?

こんにちは!
年金アドバイザーのhirokiです。
 
 
今日は明日の有料メルマガ案内用の概要記事なんですが、やや余談を含みますウインク
 
では明日3月10日20時の有料メルマガご案内です。

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3月10日の第180号は「国に全て頼るのは嫌という国民性により誕生した国民年金と、一生に受ける様々な年金給付」
 
 
 
年金に対するイメージは明るい感じではないですが、その最たるものは崩壊してるとかそういう類のものでしょうか。
 
そもそも年金は昭和20年の敗戦でほぼ崩壊してしまい、機能不全に陥りました。
 
まだ昭和20年代は老齢の年金の受給権者が発生していなかったので、とりあえず老齢の年金は凍結させて遺族年金と障害年金の給付のみが何とか存続していました。
 
 
昭和20年代は7年ほどアメリカに占領されていたので、年金制度を本格的に再建したのは日本が昭和27年4月28日に独立を果たした後です。
 
 
さて、その当時の国民への保障として活躍したのは生活保護でした。
昭和21年11月3日に新憲法が公布されて、昭和22年5月3日に施行されました。
 
新憲法のもとに生活保護が出来て、とにかく戦争で家族を失った人や傷痍軍人(戦争で負傷した軍人)の生活を保障する必要があったからです。
 
何もないところから生きていくには生活保護で助ける事が大事だったからですね。
 
 
生活保護は全額税金での給付なので、意外とそれを受けたくないという人も多かったんですね。
所得が生活保護以下なのに生活保護を申請してなかった人がいた。
 
 
やはり生活保護というのは全額税金で支払われるので抵抗はありますもんね。
年金など当てにしとらん!といって、将来無年金で生活困窮しても見捨てるわけにはいかず、人道上は生活保護で助けるしかない事になる。
 
しかし、自分なりに備えて保険料を納めて将来は年金を受けるという事であれば、自分がある程度努力をしたものだから、給付を受ける事に引け目を感じなくていいメリットはある。
 

日本が独立して自由になったあと、昭和34年になると国民年金が創設されました。

あらかじめ個人で保険料を納めて将来に備えるというのは一方的に国に給付されるよりも、自分であらかじめ備えて将来は給付を受ける事にしたほうが日本の国民性にあっているとも言えます。

 
よって昭和34年に国民年金が創設され、本格的に昭和36年からの保険料徴収が始まりました。
 
なので前回の号外と関連して、国民年金ができる頃のもう一つの時代の流れを考えながら、老齢、障害、遺族年金の総合事例を追っていきます。
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ところで余談なんですが敗戦後はアメリカが日本を占領し、厳しい言論統制が敷かれ、国民の言論の自由など許されませんでした。
GHQを批判する事は許されなかった。

 
マッカーサーによる日本占領は昭和26年9月8日にサンフランシスコ講和条約で昭和27年4月28日にようやく独立を果たしました。

本当はアメリカによる日本占領は50年くらいは続けようという計画だったようですが、昭和25年に始まった朝鮮戦争による北朝鮮の共産勢力が南下してきた時、日本がこれまでやって来た戦争は祖国防衛戦争だった事をマッカーサーは思い知る事になります。
 
 
アメリカにとって日本は戦争で散々手を焼かされた強敵だったので二度とアメリカに歯向かわないように無気力な国にしようとしましたが、北朝鮮の共産勢力が韓国のほうに南下してきたので、それを食い止めようと日本に駐留していたアメリカ軍が出動します
 
一旦、北朝鮮軍を押し返したけど、バックの中国やソ連が惜しみなく北朝鮮軍を支援するので、アメリカ軍は劣勢になる。

 
結局勝負が着かずに今の38度線を休戦ラインとして北朝鮮と韓国に分かれています。
まだこの2国の戦争はあの頃から終わっていない。
 
 
共産勢力に対する脅威をマッカーサーが身をもって知る事で、日本が今までやってきた戦争は日本を防衛するためであった事がよくわかったんですね。

北の方から強大な勢力(昔からロシアが脅威だった)が南下して攻めてきた時、日本を守るためにはまず朝鮮を守らなければならない。

 
そして、朝鮮から敵の勢力を完全に締め出すには満州(今の中国の北東部のとこ)に出ていかなければならない。
 
マッカーサーがやってる事は日本が今までやってた事と同じだった。
 
 
そうするとマッカーサーにとって憎き日本に対するイメージが180度変わってしまった。
日本に対する誤解が晴れてしまうと、驚くべき早さで日本との平和条約を結ぶ事になります。
 
前の戦争中はいろいろあったけど、今後は仲良くしていこうねという事ですね。
それが平和条約。
 
 
そしてマッカーサーが解任された後に公の場である軍事外交委員会で、マッカーサーは日本が戦争したのは防衛のためだったという事を証言したわけです。
 

戦後日本はよく、日本は悪い国だったとか侵略したとか、ひたすらわけのわからない国益を損なうような謝罪外交をやり続けてきましたが、お門違いもいいところですよ。
 
日本を守るために戦ったんです。
 
そもそもアメリカは日本人をアメリカの土地から完全に締め出し(絶対的排日移民法)、イギリスと共にブロック経済をもって日本には石油一滴輸入できないようにした(ABCD包囲陣)。
近代において石油が手に入らないというのは死を意味する事であり、日本は窮地に立たされた。
 
もう戦争しか道は残されない状況に陥った。
 
 
戦後、マッカーサーが「日本は防衛のために戦った」と証言したにもかかわらず、マスコミは一切報じなかった。
 
日本が善である事が都合の悪い人達がいたからです。
敗戦利得者という。
 
そういう人達が戦後の日本を貶めてきた。
 
 
なぜそんな事になったかというと昭和27年まで占領されてた間に、まともな知識人はほぼ公職追放されました。
 
じゃあその後釜に据えられたのは、日本を悪にして貶める事で利益を得る人たちが重要なポストに就いていったんですね。
大学と言論界が特に。

 
そうなると一気に日本を貶める教育で占められてしまいました。
 
だから今もなお日本は悪かったんだと教えるおかしな人がいるし、不毛な謝罪を続けさせるような事をする。
マッカーサーが日本は防衛のために戦ったんだと証言したのに、その事実を隠し、頑なに日本を悪とする人達が居るという事です。
 
 
そして国民が一切の自由な言論が許されなかった時にできた新憲法(マッカーサーが10日くらいで作ったもの)も、明治憲法の正式な手続きをもって日本国民の手でしっかり改正が実現する事を祈ります。
 
 
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3月10日の第180号は「国に全て頼るのは嫌という国民性により誕生した国民年金と、一生に受ける様々な年金給付」

3月17日の第181号は「障害者特例などで増やした年金を繰上げをすると、やや有利で特殊な計算になる」

3月24日の第182号は、「女子の加入者がとても少なかったのが普通だった時代と、僅かな年金の受給権発生」

3月31日の第183号は「貰えて助かるはずのものなのに、ウッカリするとトラブルになる事も多い加給年金の事例」


3月3日の第179号は「国民年金保険料の変更等の計算課程と、まとめて保険料支払う前納時の考え方」を発行しました。

本日3月7日の号外は、「約60年前の国民年金創設時はなぜ200万人もの人に全額税金で年金を支払い続ける必要があったのか」を発行しました。

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