今回はこの画像のハチのお話です。
セイヨウオオマルハナバチと言います。

見た感じは可愛らしいハチで、ラベンダーの他にはムラサキツメクサやコスモスなど、限られた花を好むようですね。
ネズミなどが掘った地下の古巣を利用するようです。
ミツバチのように凶暴ではありません。
さて名前からお気付きかも知れませんが、この生物は外来種です。
西洋では花粉媒介ということで、広く利用されているんですけど、日本に導入されたのは1991年に静岡県にという記録があります。
特にトマト栽培にはとても有効なんだそうです。
マルハナバチはある程度のコロニーになると、次世代の女王蜂がオスの一部を引き連れて、別の場所に移動するという習性があり、換気などのために開けてあるところから逃げ出して、かなり離れた場所でも確認されるようになっていきました。
特に北海道では多くが定着しており、大雪山の貴重な植物が多いところでも目撃されています。
このハチはミツバチと違って、花の外側から穴を開けて蜜を吸うために、オシベに触ることが少ないため、受粉がされません。
これによって、植物にとっては受粉がされず、種をつける確率が低くなります。北海道ではエゾエンゴサクでこの報告がされています。
また他のハチたちよりも多くの女王蜂を排出するために、急速に分布域を広げられます。
そこで在来種である他のハチたちにも影響が出てくるのは当然のことですが、近縁のマルハナバチとの間に雑種が生まれることも確認されており、この雑種は在来種が不妊化するという現象も引き起こすことがあります。
北海道はラベンダーの季節になりました。
綺麗な花たちの中に、このハチを撮影することになってしまいました。
この種類は特定外来生物に指定されています。
皆さんなら、この問題をどう考えるでしょうか?
参考記事:
外来生物