北海道新聞より
12月25日の記事です。
ヒグマへの餌禁止、来月20日指定 道が取り締まり強化
道は24日、道内のヒグマに餌を与える行為を、来年1月20日から「指定餌付け行為(指定行為)」にすると発表した。指定行為になると、餌付けをした人に対し、道職員がやめるよう勧告したり、勧告に従わない場合には氏名を公表できる。
道 生物多様性保全条例 に基づく措置。対象となるのは、餌を直接与えるほか、餌をまいたり放置したりする行為。ヒグマをめぐっては、 知床 で観光客らによる餌付けが悪質だとして問題になっていた。
以前野生動物に餌をあげてはいけないと言う記事を書いたが、北海道ではヒグマに餌をあげると言うことが行われている。
それを北海道は条例で禁止にすることにしたのだ。
それにしても罰は生温いと思う。
私は罰金や懲役に匹敵する犯罪だと思っている。
畑作物が荒らされることだってあるし、人だって殺されることがあるのだ。
人間は生物と一緒に生きている。哺乳類に限定すると、野生の哺乳類、ペットなどの愛玩用、家畜、実験動物など、色々な動物がいるが、それぞれが全然違う飼育法や接し方をしなければいけない。
これを同じ命だからなどと、全て同じに考えることが、大きな間違いである。
まったく違う見方をしなければいけない。
動物の愛護及び管理に関する法律というものがあるが、ペットに関しては飼い主の考え方によってかなり環境が変わる。ある人が見て、それはダメだと思っても、飼い主が満足していれば許される部分が多い感じがする。
このペット的な考え方を野生動物にも当てはめてしまうことが多いと思う。
多くの動物を擬人化し、人間を基準に考えたことが出来れば「賢い」「可愛い」と言うが、野生の哺乳類の多くは一頭でも生きて行ける能力を持っている。細かく言えば生態系の中で生きているわけだが、餌を見つける能力や危険を回避する判断力など、どれも生死に直結することが研ぎすまされた、それぞれの分野でのスペシャリストたちである。
それらが大きな生態系を作り出し、自然を育てて、子孫に引き継いで行く。
確かに人の価値観が違うと言うことは認めたい。
でも人間には人間の生き方や能力があるように、野生動物にはそこに生きて行くための素晴らしい能力がある。それに介入することは、とてもマズいことだと思う。
条例が出来たからダメになったのではない。野生動物に餌を与えることはいけないことなのだ。
どうか理解して欲しいと思う。