ハビがユーロ後ツイートした言葉は、G R A C I A S
の一言。

https://mobile.twitter.com/javierfernandez/status/1090291418919243781


2007年ワールドデビューからぼんやりぐるぐるやっているんだが、まるで収まりがつかない。
特になにか書こうとも思っていなかったが、昨日放送されたアナザーストーリーズが見られず、じりじりした気分を静めるべ・・と、1人アナザーストーリー。


とはいえ、どんな選手であれ、その選手の歩んだ軌跡など語れるものでもなく。
言葉なく胸を詰まらせているばかり。




それでもいよいよユーロを迎えるといったあたりから
異様に思い出されるのはこのショット。

参照





このとき、2人は確かな絆を深め、より強固なものにしたはずで。
羽生をいえば、彼をさらなる高みへと飛び立たせる発端。大きく大きく成長さしてくだすったはずで。


ハビが、自分がチャンピオンになったと知ったときの、あのムンクの叫び状態が何度もフラッシュバックする。


ユーロ2019。中庭けんちゃんフリー解説、「ずっと見ていたいという思いとは裏腹に、あっという間に終わってしまった」の、まさにその通り。
ハビの演技をみていて、あんなに短く感じた事はない。
しかも今期から4分だぜぃ・・・
タレだよりにもよって今期からこのルールかえたやつぁ・・


すべてがお膳立てされ、集約されていった状況にもよるだろうが、こう思う選手は、なかなかいない。
ヤグプルも大輔も、アスリートであることをやめようとしなかったと、自分は見ていたのでね。気持ちはこれっぽちも花道に向かっていなかった。
しかあし、ハビは、無常だね。
そこに向かうしかなかったからね。

まだまだ、ハビの軌跡を振り返る時間は続きそうだ。



しかし当のハビはきっと自身のことは振り返らないんだろう。










スペイン。

あの、バルセロナGPFの観衆を思い起こしても震えてくる。
スポーツ、芸術が文化となっている国。

きっとフィギュアスケートの隆盛も近い。
と確信できるほどに、これらの映像は物語る。


なんつっても、ハビエル・フェルナンデスという選手に憧れ、スケートをはじめる、いやはじめている若者がきっといる。
彼のマラゲーニャは、フィギュアスケートプログラム史上の決定版。これ以上のマラゲーニャは、今はない。そしてラマンチャの男は、スペインという国がもつ、そこに孕む影さえも胸に抱き、光に向かって愚直につき進む様を余すことなく体現する。

スペインでスケートをはじめる若者はきっと迷わない。
ハビエル・フェルナンデスというスケーターが刻んだ道があるからね。
羽生が恋い焦がれた4回転は無論のこと、ストレートラインステップといってもよい、持って生まれたカラダのバネを存分に活かして盛り込む多様なトランジットから、リンクのロングサイド、ど真ん中をまっすぐ進んで跳ぶトリプルアクセル。このスタイルも彼の代名詞。
このスタイルを踏襲する若者が出てきたとき、自分は間違いなく、もんどりうって歓ぶだろう。


ネイサン事件です前。
フリーでクワドを3本入れてくる・・・
い、いれちゃうんらぁ・・て軽々と。
やばくね?
しかも魅惑的すぎるアンダルシアの国からの選手とくりゃぁおいおいおいとうとうきたか『スペイン』から、、

かつては単身での衝撃だったが、
こんだぁ


スペイン艦隊が氷の上に乗り出す日が待ち遠しい。
それこそがハビの希みのはず、とあたしゃ疑わない。

おめでとう。ハビ。