さらに補足を続けます。
#382で、私は「田植え」というプロセスを書きませんでした。
これは意図的に書かなかったものです。
エネルギー作物を栽培するのにそんなにエネルギー使ってられないはずだ、という問題意識がそうさせています。
田植え機動かすのと動かさないのと、エネルギー収支どっちが良いかは自明です。
田植えをすることにより、水田での栽培期間を短縮することはできます。
水田を年2回・3回と繰り返し使えれば、単位面積あたりの収穫量=エネルギー生産量もそれにつれて増えます。
しかし、2回・3回と繰り返し田植えを行い、2回・3回と繰り返し施肥・農薬散布・収穫を行うことも意味します。
単位面積あたりの生産量は増えても、エネルギー収支は田植えをしない場合に比べて悪化する」というのが私の判断です。
もちろん、人間が肉体労働をすることによって田植えしたり施肥したり収穫したりするのなら、話は別ですよ。「人間が楽をするために機械化農業を行う」ことを前提した議論です。