世界国勢図会 2007/08 を買いました。
192~193ページに世界の「原油の産出量と埋蔵量」という表が載っています。
昨年の世界最大の産油国はこの表によるとロシアです。
ロシア 54,988万キロリットル
サウジアラビア 52,173万キロリットル
アメリカ合衆国 29,801万キロリットル
イラン 22,343万キロリットル
アラブ首長国連邦 15,035万キロリットル
そのロシアの可採年数は17.3年です。
昨年の産出量をもしこのまま継続すると、埋蔵量が新規に大量に追加されない限り17年で枯渇するわけです。
サウジアラビアは 79.2年。アメリカは11.6年、イランは97.6年、アラブ首長国連邦は103.4年。
8月27日にロシアの今後の産油量について懸念を表明しましたが、やはりそれを繰り返したいです。
ピークアウトすると激減する傾向があることを考えると、これから激減する局面がやってくるはずです。
今年とか、来年とか、再来年とか、そこまで正確には言い当てられませんが、近い将来ですよ。
11.6年しか無いアメリカは、1970/1971年がピークでした。
ロシアは1987年に一度ピークをつけ、1990年代に激減した後、2000年以降復活しています。しかし、可採埋蔵量は危機が近いことを示しています。