8月25日(土)の夕刊にこういう記事が載りました。

日本経済新聞夕刊 8月25日(土) p1
「中東産油国、省エネ競う 石油消費を抑制  UAE 太陽光軸に  サウジ 風力を研究」

概要だけ記載しておきます。

(概要)

・アブダビ: 「グリーンシティ」を設。消費電力のうち4万kWを太陽光発電で。

・ドバイ: 「新エネルギー・環境技術企業向け経済特区」を建設。

・サウジアラビア: キングファハド石油鉱物大学に新エネルギー開発センターを設置。太陽光、風力の研究を。

・オマーン: ナツメヤシからエタノールを生産するベンチャー企業に工場建設を許可。2008年から生産開始。8割の輸出を狙う。

何でこんなことするんでしょうね? 産油国が。

よくよく読んでみると、記事にはこう書いてあります。

「原油価格が高騰し、輸出で潤う中各国が新エネルギー開発を手掛ける理由は、①国内の石油消費を減らし、一定の輸出量を確保②化石燃料の消費拡大を推し進める地球温暖化の現況と言う悪いイメージの払拭(ふっしょく)③急成長が見込まれる環境関連産業への参入--などだ。」

大半のエコノミストや石油会社首脳が言うように、もし本当に埋蔵量が潤沢だったら、自国内の石油消費を減らさなくても輸出量を確保できるはずです。