「ん!」でも出てますが、Energy Bulletin が「そろそろ主流派メディアへ」を示唆しています。

まず、イギリスの新聞 Times に載りました。

Times Online 7月16日
"Are these the last days of the Oil Age?"
http://www.timesonline.co.uk/tol/comment/columnists/william_rees_mogg/article2080497.ece

北海油田の減退は2000年頃から始まっています。イギリス人は気付きやすいはずです。働いている人がたくさんいるはずですから、噂話として拡がる土壌もあると私は考えています。

こういう記事もあります。グラフをよく見て下さい。

Economist.com 7月12日
"When the wells dry up"
http://www.economist.com/world/britain/displaystory.cfm?story_id=9481445

IEAの発表がきっかけとなっている感がありますね。

IEAの発表はこれです。

http://omrpublic.iea.org/mtomr.htm

日経がどう報じたか、書き残しておきましょう。

日本経済新聞朝刊 7月11日(水) 7面
「石油、12年に供給不足の恐れ IEA予測」

(Quote) 【パリ=野実山祐士】国際エネルギー機関(IEA)は二〇一二年までの中期の石油市場リポートを公表した。世界経済の成長を背景に石油需要が年率二・二%で増え、供給拡大が追いつかないと予測。「高い可能性ではないが、供給不足の恐れがある」と指摘した。

 世界の石油需要は〇七年の日量八千六百十三万バレルから一二年には同九千五百八十二万バレルに増加する。伸び率は二月の前回予測から〇・二ポイント上方修正した。中国、インドなど新興成長国が世界需要を押し上げる。 (Unquote)

下線を引いた「供給拡大が追いつかないと予測。『高い可能性ではないが、供給不足の恐れがある』と指摘」というくだりが矛盾している感じがしますが... 原文を参照していないので、追及するのはやめておきます。

英語圏では、公開された場でこれからより大きな規模で議論がなされるようになるでしょう。