前述しましたが、北海道の十勝地方ではエタノール直接混合方式を試みつつあります。

ここは10%も混ぜるんですね。

日経産業新聞 4月16日(月) 13面
「バイオ燃料 地方も走る」

(Quote) ...(前略)...

 十勝圏振興機構(とかち財団、帯広市)は、七月にもガソリンにバイオエタノールを一〇%混ぜた「E10」を燃料とした自動車の走行試験を始める。...(後略)... (Unquote)

この記事にはこういう続きもあります。

「東西で商品に規格差 設備異なり重複投資も」

(Quote) 環境省は八月初旬からガソリンにバイオエタノールを直接三%混ぜた「E3」と呼ぶ燃料の販売を大阪府内を中心に始める。石油業界が二十七日から首都圏で売るバイオガソリンとは異なる規格だ。...(中略)...

E3は、大成建設や丸紅などが出資するバイオエタノール・ジャパン・関西(大阪市)が堺市内の工場で作る年千四百キロリットルのバイオエタノールを使う。大阪市内を中心に十-十五カ所の独立系ガソリンスタンドで販売する。価格はレギュラーと同程度に設定する。

当面は事前登録した企業や自治体の所有者に限定し、年に最大四万六千七百キロリットルを販売する。石油元売り十社はバイオエタノールを石油製品と合成した「ETBE」を輸入し、ガソリンと混ぜて首都圏五十のスタンドで販売する。初年度販売量は約十七万キロリットル。新日本石油は〇九年秋までに数十億円かけて、製造装置を設置し、ETBEを内製化する。販売地域を拡大するため、西日本の製油所でもETBE製造装置の建設を視野に入れている。...(後略)... (Unquote)

流通面では圧倒的に石油業界の方が有利ですね。