この記事を読んだとき、商社の動向が国策を反映したものであることがはっきりわかりました。

ブラジルやインドネシアから輸入することで需要を満たすことが国策、ということです。

日本経済新聞朝刊 3月5日(月) 3面

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国際協力銀とブラジル国営石油 バイオ燃料支援で覚書

【サンパウロ=岩城聡】 国際協力銀行(JBIC)は五日、ブラジル国営石油会社(ペトロブラス)と、バイオ燃料事業を金融面で支援する覚書を締結する。世界有数のエタノール産出国であるブラジルの生産や販売体制を拡充して、日本向けの輸出拡大をめざす。

融資対象は、ペトロブラスが日本の商社や電力、石油元売り会社などと共同で、これから対日輸出用につくるバイオ燃料の生産・販売事業。エタノール工場や貯蔵タンクだけでなく、港湾や輸送パイプラインも含む。

ペトロブラスは二〇一一年には年間三十五億リットルのエタノール輸出を計画、その九割は日本向けを想定している。国際協力銀の支援を通じて日本政府もバイオエネルギー資源の安定確保に向けて本格的に動き出す。 (Unquote)