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日本経済新聞朝刊 2月23日(金) 13面

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バイオディーゼル燃料 丸紅、ブラジル生産 オランダ社と

丸紅は二十二日、大豆油を使った軽油代替のバイオディーゼル燃料を二〇〇八年からブラジルで生産すると発表した。オランダ穀物勝者亜グレン子・グループと共同で総額一億二千万ドル(約百四十五億円)を投じ、年四十万トン生産する。世界的に需要が拡大しているため、主要産地のブラジルに五工場を建設する。

合弁事業への出資比率は丸紅三三・三%、アグレンコ六六・七%で、丸紅の投資額は四千万ドル。大豆産地である南部の三州に搾油工場二カ所、燃料に加工する工場を三カ所建てる。養鶏用のエサになる大豆かすも年百万トン生産する。

ブラジルでは〇八年度から軽油にバイオディーゼル燃料を二%混ぜることが義務付けられるため、まず現地中心に販売する。大豆かすは同国内のほか、東南アジアや欧州へも輸出する計画だ。

丸紅は〇五年、ブラジル産大豆を年四百万トン取り扱うアグレンコの大豆輸出ターミナルに二五・五%出資。同社から大豆を年百三十万トン調達しアジアに輸出している。

バイオディーゼル燃料は、ガソリン代替のバイオエタノールとともに、京都議定書で地球温暖化ガスの排出を抑える燃料として期待されている。 (Unquote)