とても面白い本を見つけました。
「鉄理論=地球と生命の奇跡」(矢田浩著、講談社現代新書、2005年)
著者の矢田さんという方は、長年新日鉄に勤務され、現在は静岡理工科大学の名誉教授をされている、鉄の専門家です。
なんと、鉄を海に撒くことによって大気中の二酸化炭素濃度を下げることができる、というのです。
それを「鉄仮説」或いは「鉄理論」と呼びます。英語だと "The Iron Hypothesis" で検索すると結構色々なサイトが出てきます。
しかも、90年代からすでに実験を何度もやっていて、その仮説が正しいことそれ自体は検証済みなのだそうです。(だから「仮説」から「理論」に昇格したのだそうです)