いつも読んでくださっているプロパンガスさんからご質問をいただきました。
> たとえばサハラ砂漠全域に太陽電池パネルを敷き詰める
> ようなことを考えるのと、砂漠を緑化するのとでは、どちら
> が効率的、あるいは現実的なのでしょうか
forever2xxxさんのご要望におこたえして「エネルギー不足に対処する未来の社会像」についての私の考えをここで提示する旨すでに申し上げました。
forever2xxxさんのご要望とプロパンガスさんのご質問と、私の考えでは関連があります。前者の方がカバーしている分野がはるかに広いです。ですから、まずはプロパンガスさんのご質問におこたえしようと思います。
あらかじめ申し上げておきます。
私は勤務先で経理を担当している者です。大学生だったときの専攻は政治学でした。エネルギー工学や材料工学や生物工学の専門家ではありません。おまけに、「砂漠に太陽電池を敷きつめるプロジェクト」について、「エネルギー省のセルロース系エタノール研究開発」のように詳しく調べたことは、これまでありません。
前述しましたように、私の勤務先は「炭化水素系エネルギー関連企業」の端くれです。ごく普通の方よりは私はエネルギーについて詳しいでしょう。普通の人に比べれば日常的にエネルギーについて考えている傾向が私にはあるとは思います。しかし、専門家でないことに変わりはありません。
というわけで、今のところ厳密にはご質問に回答する能力がありません。これから述べることは、#117から#123の間のエネルギー省連載で述べてきたように、あくまで私が頭の中で思い描いていることを検証しないまま書き連ねているとお考え下さい。
それでは、プロパンガスさんへの私なりの回答を次回から書くことにしましょう。