エネルギー省はセルロース系エタノール以外にも、色々と研究しています。これもその一つです。

Biopact 10月11日記事 "U.S. DOE to sequence the DNA of six photosynthetic bacteria to make biofuels"
http://biopact.com/2006/10/us-doe-to-sequence-dna-of-six.html

"Cyanothece bacteria" と呼ばれる微生物の仲間6種類についての研究です。田んぼに住んでいるものと深海に住んでいる仲間と、それぞれ遺伝子を解析したとのことです。

同一の細胞が、昼間は光合成を夜間は窒素固定を行う、と書いてあります。にわかには信じがたいですが、本当なんでしょうか。そういう微生物の存在を聞いたのは初めてです。

エネルギー省はこの微生物にエタノールを合成させようとしているようです。しかし光合成も窒素合成もどちらも行う能力が本当にあるのだとしたら、エタノールと炭水化物と蛋白質を、すなわち燃料と食料・飼料の両方を少ないエネルギー投入量で比較的短い時間内に同時に製造するために将来使える微生物なのかもしれません。