「ハバートのピーク」に関する報道がだんだん出てきました。
今週発売されている週刊エコノミスト2006年9月5日号の40ページに、コスモ石油顧問根岸博士の執筆記事が載っています。
この方にはこういう著作があります。私も持っています。
「石油の生産量はピークに来たのか?」(2006年石油文化社刊)
私の考えでは、根岸博士のような「石油産業の当事者」が「石油産業の将来性を案ずる内容の発言」をし始めていることは重要だと思います。
勤務先の意向を無視できない立場のはずですから。
週刊エコノミスト記事には、博士が今年7月のASPO-5に出席した旨も書かれています。
「石油会社の現役顧問がASPOに出席した」ことそれ自体も衝撃的だと思います。業界も内心では心配しているということを示唆していると思います。
ASPOは "Association for the Study of Peak Oil and Gas" の略称です。毎年1回開催、今年で5回目です。
石井先生も出席されているそうです。