まず地球温暖化について、私の態度を述べましょう。

「人間の経済活動が原因で地球が温暖化しており生態系と人間社会に悪影響を与えるから、大気中へ二酸化炭素を排出する量を減らす具体的な政策を何らか採るべきか?」

と問われたら、

(1) 二酸化炭素の人為的排出によって温暖化が進行し、それが人類と生態系に悪影響をもたらす可能性があるかもしれないことは否定はしない。

(2) が、今のところ温暖化防止を目的として何らかの対策を採るべきかどうか私にはよく分からない。自然な気候変動は地球温暖化論者が考えている以上に大きなものなのかもしれないからだ。もしそうだとしたら、人間が温暖化を防止しようと努力したところで無駄な努力ということになる。その場合は、「不可避の温暖化による被害を免れる人間のための領域」を造ることに全力をあげるべきだということになるだろう。(例えば、全ての農産物を工場で生産するとか...)

(3) 一方、二酸化炭素排出量を削減する努力は省エネ化と密接に関連しており、省エネ化は経済活動の効率を上げることが多い。省エネ推進を目的とする政策を採用して結果的に二酸化炭素排出量を削減することには一般論としては賛成する。

と私は答えます。