前回記載したエネルギー収支の数値ですが、例えば「100」と書いてあったら、それは「エネルギーの投入量1に対して100のエネルギーが生産される」という意味です。

昔の油田は本当に「掘り出し物」だったわけです。

この「掘り出し物」度が次第に下がってきているらしいことがピークオイル論者によって指摘されています。日経の記事は「ピークオイル論者が主張している」という部分を除いて、このことを書いています。

さて、話をエタノールに戻しましょう。「バイオエタノールのエネルギー収支はどのくらいか? 果たして石油の代替物として、開発する意味があるのか?」という問題です。