「大投資家ジム・ロジャーズが語る商品の時代」(日本経済新聞社)
これは私が代替エネルギーについて調べるきっかけとなった1冊で、昨年1月に読んで私が「ハバートのピーク」を知ることとなった原因の1冊です。
原題は "Hot Commodities: How Anyone Can Invest Profitably in the World's Best Market" というもので、これから明らかなように、基本的には資産運用をしている人のために書かれている本です。著者のジム・ロジャーズ氏は、「イングランド銀行を破産させた男」として有名なジョージ・ソロス氏の(1970年代に)相棒だった人物です。
第6章「安い石油よ、さようなら」に「ハバートのピーク」および代替エネルギーについて書いてあります。個人的な意見ですが、この第6章は、決して十分な解説とは言えないと思いますが、それでも私がこれまで読んだ日本語で読める「ハバートのピーク」に関する解説のうち、(私も含め)一般人にとって最も読みやすいものだと思います。