先週ふきゅさんのコメントへのお返しで少し書いたが、mattの弱点は「すばやく~すること」だと思う。判断したり反応したりするのが遅いと思う。これは日常生活でも仕事でも一貫している。(ちっとも自慢にならない! スポーツもとろいからたいてい下手だし)

FXを始めた初期の頃短期トレーディングをしようとしてみた時期がある。結果はぼろぼろだった。「市場の値動きを追いかけるのは自分には無理」と実感した。

一方、「時間をかけて取り組む」のは平気だ。これも日常的にも仕事中でもいつも感じていることだ。投資においても、株式市場で取引するときは「買いっぱなし」で行っている。チャートは週1回くらいしか見ない(週1~2回くらいがmattは一番心地よい)。株も最初はぼろぼろだったのだが、自己流の方式を確立してからうまく行くようになった(今のところ)。


では、通貨市場ではどーしたら良いのだろう? ドル買いっぱなし? まさかね。(笑)

「買いっぱなし」戦略には、以下の前提がある。

(1) ファンダメンタルズ分析に基づいて売買する。ファンダメンタルズの指し示すところが世の中で実現するのを待つのが基本。
(2) 時間は無制限に使えるのが一番良い。そこまで行かなくとも、年単位の勝負が前提。

通貨取引でこの前提を受け入れるとどうなるか?


1. 通貨市場でファンダ派になれるか?

個別株のファンダメンタルズ分析は一定の会計知識があれば案外容易にできる。分析手法はそこそこ定型的なものをアメリカ人がすでに開発してくれていて、本に載っている。あとはその手法で「買い」と答えが出るものに巡り会うまで銘柄漁りをひたすら続ければ良い。会計的な技能は重要だが、身に付けてしまいさえすれば、あとは「藁の山の中から針を探し出す根気」と「待つことを受容できるかどうか」の勝負に単純化される。こういう類の忍耐は、mattは持っていると自分で思う。

株式市場全体がどうか、ということも考えに入れなければならないが、とりあえず日本国内だけ考えて、景気が良くなるか悪くなるかを考えるだけでもそこそこ有効に機能すると思う。国内景気判断だけなら、例えば鉱工業生産指数のような統計データだけでもある程度考えることができる。

通貨はそうは行かない。

・ある国の経済活動
・ある国と相手国との経済活動の差
・ある国の金融政策
・通貨をどう扱うかについてのその国家の意思

もっとずっといっぱいあると思うが、とにかく個別株のようには単純ではないと思う。検討すべき分野が広範囲にわたっている。「国家の意思」のような、必ずしも明確に世の中に公開されていないことまで含まれている。

mattは現状長期で見てドルベアだが、今のところ日本の株式市場のようには自信を持って通貨市場を分析できていない。


2. 時間をどのくらいかけられるか?

FXでは為替差損益に swap point が加減算される。高金利通貨を売る場合、時間をかける勝負はやりにくい。

USDは現状高金利通貨とは言えないが、今のところJPYが超低金利通貨なので、USD/JPYを1年も2年もshortし続けるのは結構つらそうだ。AUD/JPYの売りほどではないだろうが。

それとも、これを受け入れなければならないのだろうか?