3月8日の投稿で、Warren Buffett が「アメリカが『小作農社会』になりつつある」と警告しているFT記事について紹介した。Berkshire Hathaway サイトに今年の2月末日付け2004年度版「株主への手紙」が載っており、確かに"Sharecropper's Society"と書いてある。("Sharecropper's Society"という言葉は、"Ownership Society"への対語として書かれている)

19~21ページで通貨について述べている。彼はドルに弱気だ。しかし、「アメリカが衰退する」という見方には組みしていない。

財政赤字は国の富を国外に移転させるわけではない点が経常赤字と異なる、ということを力説している。「低インフレ&ドル高」を望んでいる、と明記している。

通貨に関する記述の終わりの部分で、彼はFTを読むことを推奨している。アメリカのメディアについては何も述べていないが、WSJよりお薦めなのだろうか?

ほかのページを見ると、Berkshire Hathaway 傘下事業(電力・保険・製造業/小売業など)について色々書かれている。深いなあ。金川社長(信越化学工業)に似た意見を述べているところもある。これからは時々読もう。