子供との関係に行き詰まりを感じる。

生活の改善はうまく行かず、子供自身のやる気が出てくるまでガマンしていても、結局まったく自分ではやらない。

夕方の学校の準備の約束はほっぽって遊びに行ってしまう。
あまつさえ僕が帰宅しても家にいないこともしばしば。
夕食はダラダラ時間をかけ、入浴、着替え、歯みがき、全部自分からは進んでやらない。
朝は起きられず、時間も守れない。

そのくせ「急げ」「早く」「~しろ」はNGワードで、そう言った瞬間から黙りこんでむくれやる気をなくす。
遊びに行っちゃいけないとは言ってない、帰って学校の準備をしてからなら遊んでもいい、相手のお宅にお世話になりすぎないよう時間を決めて、というのが約束だ。
約束は忘れた?どういう気持ちだった?
聞いてもやはり黙りこむばかり。
何を考えているのかわからない。
コミュニケーションがとれない。

やる気が出るまで待って待って待って、それでも時間の決まりがある。それが小学生の生活。
どこかで声をかけなきゃ、自分がやるのを待っていたら学校にも間に合わない。俺だって仕事がある。
できないことだらけで人のことすら疎んじるなら邪魔なだけだからどこでも勝手に消えてくれ。

社会性協調性の決定的な欠如。
こんな子供だったか。
俺の子育てが間違っていたのだろうか。
いずれにしても俺には無理だ。

学校の保護者会で他の子の話を聞くと本当に鬱になる。
学校に行くのが楽しみで毎日7時40分に出る子の話、次の日の学校の準備や着替えを自分できちんと整える子の話、子供にとって睡眠時間は大事だから夜8時半には寝せる家庭の話。
聞いているだけで上気し涙が出そうになる。

個人差はあるにせよ自分の家の子供、自分の家庭とは違いすぎる。
致命的な絶望を感じる。

多大なストレスを感じながら今日も一人で働き、家事育児をしなければならない。
奴にはほとほと愛想がつきた。
育児放棄的なことも頭の片隅をよぎる。