ニンジンの自家採種 

 

 

秋植えたニンジンは

ある程度熟れごろに収穫しつつも

 

根茎が大きすぎず小さすぎないものを選別

土中に埋まっているので

地上に出ている部分での判断しかないのですが

より果実にせ抜する方法があります

 

  採種株の選抜

収穫に適したころ

土中に埋まっている根茎の中から

地上に出た状況から

前述した条件に沿って適したものを選抜します。

 

選抜した株は根を切らないように掘り上げて

採種株だけを移植します

この移植作業が決め手で

・あまり時間をかけない

・ある程度地上部の葉を落とす

・根を傷めない

 

ニンジンの根は

根茎の先端から伸びている細い部分と

その周囲に生えているひげ根です。

 

案配善く移植できれば

やがて嵌着し萎れていた葉も戻ってきます

 

 

  抽苔と摘花

5月になり暖かさが増して来ると抽苔が始まります

花茎が伸びて先端のつぼみをつけます

 

 

 

このつぼみを花序と言い

このように開花が進むと傘を広げる用の状態になります

まだこれでも開花前で

 

完全に開花な形状になります

 

子の開花が終わるとタネをつけ始めるのですが

その状態は雪洞の状態とは反対の形を成します

採種適期にを迎えるのは梅雨を越して初夏を迎えるころ

 

 

 

  採種の注意点

 

抽苔が始まると側枝を伸ばしその枝先に花序をつけます

あまりにも多すぎるとタネは小さくなてしまうので

摘花します

 

残すのは株の中心から伸びた花序と

それを基準にしてそれ以下2~3ほどのこし

株の曽田に生えたものや

分枝して生えた花序を切り戻します

 

一度切り戻しても

株本や分枝して生えてくるので

選抜した花序以外は適宜切り戻します。

 

ニンジン言抽苔株は重心が高いので

支柱などを立てて花序を支えます

 

雨期に入り強風などで折れないための対策です