生き物といっても

自宅で飼われているペットのことではなく

畑にいる生き物のこと

 

 

耕作者に中には畑に棲む生き物に対し

多かれ少なかれストレスを感じる人もいるでしょう

 

むしろ畑に生き物が見つからない方が不自然かもね

耕土を掘り返せばミミズが出てきます

ただ、

ミミズが食べるもの(分解するもの)がなくなれば

ミミズはいなくなります。

 

それはいい意味なのか?・・・それとも反対なのか?

土の色が灰色に変わってないのであれば肯定的ですね

 

自然農法は自然順応を主としているので

栽培環境は人の手が入ろうが生態系が好転し、

本来の食物物連鎖という一連のループが回復していきます

 

これは雑草の繁茂にも言えることで

土の状態が変化向上するにつれて

相応した雑草が繁茂し手入れの頻度が減っていきます。

 

究極は不耕起に近くなるのですが

此処で誤解されやすいところで

「いきなりの不耕起はまず無理」と見た方がいいです。

 

それというのも

長い年月自然農法を続けた圃場でも

数年放置・・・栽培をやめて雑草刈るだけでは

栽培を再開したとき雑草繁茂の急襲に遭います。

 

それはなぜか

繁殖力旺盛な雑草は種類が変わり肥沃になれば弱くなる

 

これは自然回帰なので仕方ないこと

放置すれば元の状態に戻ろうとするのは当たり前

 

雑草は雑草で

表土露出させず乾燥を防ぎ適度な湿度を与え

枯れたら枯れたで土の栄養になる

益々雑草が生えやすい環境が定着します

 

そこにいきなり野菜を育ててみても

野菜の生命力が雑草に勝る状態でない限り負けます。

 

これはいきなり不耕起栽培が出来ないという持論です

 

そこで重要なのが雑草に負けない丈夫な作物

これが必要となってくるでしょうね

 

強い野菜とは環境適応力の高い作物

その土地その地域で育てられた野菜が有力です

そして何よりも

耕作地域で採種を繰り返した野菜が一番

 

採種を繰り返せるのは固定種や地元の伝統野菜

この固定種は耕土再生の切り札ですね