2016年に大病を患い

その代償として右肺中葉を失った

 

これは外科的手術で取り除いたわけじゃなく

菌(アスペルギルス)に臓器が破壊されたためです

 

70日間の入院生活と

退院後の経過を観察するも再発・・・

できることといえば患部とつながる癒着した動脈の

破損個所をふさぐ・・・

 

結局完治も難しく手術も無理

治療ではなく延命処置の日々

 

それでも食欲は旺盛

入院しているときに病室で考えるのは

退院したら何を食べたいか

 

誤嚥を防ぐために

出された食事はとろみを付けさせたものばかり

噛むことも許されなかった

喉の機能も弱っていたのでリハビリが欠かせなかった

 

早く点滴を外し咀嚼できる食べ物が欲しかったけど、

胃や腸などの内臓器官も弱くなり

とろみの付いた食事ですら消化できず胃にたまる

 

噛んで食べるものが欲しい・・

だが誤嚥を危惧してOKが出ない・・・もどかしかった

そして情けなかった

噛んで食べられるようになれば絶対に元気になる・・・

そう信じていたから

 

ある日こっそりと自然農法のもち米で炊いた

おむすびを妻が握って持ってきてくれた

ダメと分かっていても欲しくてこっそり食べた

勿論誤嚥しないように少しづつ噛んで咀嚼

 

食べているうちに涙があふれてくる

噛めるおという実感と食べられるという嬉しさ

そして、冷めてはいるけど

噛めば噛むほど旨味が湧き出てくる

 

それからというもの

一気に気力が戻り体につけられた管や電極が

次々と外されていく

 

そのありがたさが身に沁みてわかるから

以後我が家では必ず自然農法米を年中欠かさず食べる。

 

今では再発の兆候なく畑仕事に勤しめるほど元気

そして収穫野菜ができると

体調と気が向けば自ら調理

 

我が家の定番は

 

焼きナスとニンジンの甘酢餡かけ

 

 

エノキ茸に醤油・酒・酢で作った自家製なめたけ

これだけは作ったら翌日には無くなります。

 

人参と蒲鉾のゴマ炒めたらこ和え

 

それ以外に、

手作りして完食してくれた料理はCookpadに掲載し、

自家野菜などを使った野菜主体の料理は89品になり、

それに魚介やスイーツ、スープ、ジャムなどを加えれば

いつのまにか189品のアレンジ料理を載せました。

 

料理は自分の健康管理のために

家族とは別メニューにして自分で調理してきました。

化学調味料・即席調味類はなるだけ使わない

 

基本、出汁(昆布・鰹・煮干し・シイタケ)に、

醤油、味醂、酒、酢はよく使いますが

塩と砂糖はあまり使わないといか量は少なめ

 

料理をして何がうれしいかって?

 

美味しいとは敢えて口には出してはくれないですが

作り置きも考えて料理したつもりでも

すぐになくなってしまうのは

「美味しい料理」言ってくれているようなもの

そう感じれるとなんだかほっこりしますよね。(^^♪