<冬の管理>
昨年暮れから
ブドウの実を食べた後に出るタネを保湿保存し、
ポット播きにして苗を育てる試みを行ってます。
耐寒性を有する苗(株)が充分に生長していれば
軽度の温度変化に対応しますが、
発芽したばかりの幼苗では少しの事でも
可成りのストレスを感じてしまうものです。
其れゆえに潅水や温度管理には注意が必要ですね。
【栽培記録】
<発芽>2018/12/23
発芽の兆候が出たのが昨年のクリスマスの頃で、
100粒以上播いて2株ほどの発芽率です。
タネ有り葡萄(品種:スチューベン)
発芽(2018/12/23撮影)
その後曲がっていた茎が起き上がり葉を広げ始め
順調に育っていたかのように見えました。
発芽した2株を見比べると
1株は幾分生育が思わしくないように見えました。
それでも、発芽したのが2株しかないので
何とか冬を越して新年を迎えられればと
生育環境を整えられるようにしていました。
<育苗>2019/01/13
年が明けて10日を過ぎたころ、
一方は徐々に葉を広げ始める傍ら片方が芳しくない。
特に冬場に発芽した幼苗管理は難しく
温度や潅水の加減を間違うと枯れるこがあります。
それは予測していても加減を間違えたようで
結果、一株枯らせてしまいました。
枯れた葡萄の幼苗
両方とも常に同じ環境で管理していたので、
育ちに差が出るということは
同等のようで管理が偏ることになったのか
片方だけ弱々しかったのか
枯れた原因は管理不足でしょうね
厳しい寒さを超えられず
養分を吸い上げる力が弱いうえに
寒い環境と過湿気味な手入れだったのでしょう。
もう少し早く気が付いていれば
何らかの処置ができたのでしょうが時すでに遅し。
残った一株を枯らさないように
細心に注意を払いつつ寒い時期を越えられれば
枯らせてしまう確率が低くなってきます。
簡易温室といっても暖房があるわけじゃなく
農業用塩ビシートで被う程度の防寒対策です。
日中の温かい日差しが頼りなので
いくら気密性を上げてみても空間が広く、
外気温度が下がれば放射冷却で温室内も下がります。
其の儘温室に置くか室内管理にするか迷いましたが
1株枯れた事を考えれば暫くの間室内管理にして、
経過を観察するしかないですね。