兼ねてから考えていたことですが
約36坪程の耕作地では収穫した野菜を売るといっても
品目を限定して単作にしないと
販売量を確保するのは難しいですね。
ましてや現在でも40種類近い品目を
其々卒なく収量を安定させるなど難しい話です。
端的に申し上げて、其れだけの技量がないという事です。
つまり自家消費量しか賄えられないようでは
直販・宅配販売など無理な話ですね。
鮮度落ちも早いから残すわけにもいかない為、
今の圃場に近くて広い圃場が新たに確保できなければ
夢ではあるけど現実味がないです。
そこで方針転換
思い返せば自然栽培を始めて10年になるので
その一区切りとして何かを残したいと考えて、
1.10年の体験を通して知り得た栽培要点を編集した書籍の販売
2.自家採取した固定種の種子と薩摩芋の苗販売
苗やタネの販売については、種苗法に基づく表示に問題なければ
採取場が借地であっても問題ないので、これならば実現可能です。
ただ、あまり品目数が多いわけでもないし
一つの品目も大量に捌くだけの量もありません。
採取する時期の成熟程度が違えば採取量も変化するものの
保存が可能なことで、
野菜と違って短時間で鮮度が落ちるという心配がないですね。
だけど、野菜のタネなんて何処でも売っているから
時に珍しい代物でないからニーズがないのでは?
心配いりません
固定種のタネが国内採取される品目は少なく
数もあまりたくさんないから、出回る時期が限られ
扱う店も少なく、生産地(特産地)の熱い加護の中
門外不出の品種さえ存在します。
そこまでして守られているタネを
意図も簡単に出すような真似はしませんが
伝統野菜に準じる在来種・固定種といっても、
毎年毎年新しい種取り用の株から採取して販売しています。
採取代を継ぎながら採取したタネを販売しているところは
私が知っているところでは1ヶ所しか思い浮かびません。
それも大々的に紹介されているわけではなく
いつでもあるというわけでもなく、
今、何のタネがあるのかを
問い合わせしなければ判らないけれど、
代をついで3~10年以上のタネや、
中にはそれ以上継がれた貴重なタネばかりを扱っています。
そんな珍しい種を扱っている場所については、
残念ながら表立って販売していないこともあり
相手の許可なく伝えることができないので御了解ください。
今栽培している野菜も
そこから購入した種や
自ら自家採取を繰り返した種がほとんどで
新たにっ自家採取した品種以外は
自然栽培を始めてから2~5年程度
他の自然栽培圃場kら継がれたものであれば
場合によっては5年以上のタネもあります。
今回、自家採取の継代年数が浅いけれど
自然栽培に限った野菜の種子販売を考えています。