思い返せば

中学時代3年の頃だろうか・・・・・

陰湿ないじめにあっていた

女子生徒から気味悪がられ

机には絵の具で落書き

布製の筆箱を取り上げられて、

それを取り戻そうとして力ずくで握ると

さらに相手が力を入れて曲げてくる

当然中の鉛筆はすべて折れてしまう

校舎非常階段の踊り場で、

呼び出されて数人に囲まれて腹を殴られる

無言の訴えと・・・・休憩時間に職員室へ担任のもとへ顔を出し

そう・・・・・自分なりのささやかな防衛策

授業が始まる頃に

職員室から教室に戻れば

休憩時間は呼び出されること無く無事だから

しかし、

それでもいじめる側は、タバコくさいとののしり、

口止めを強要してまた殴る

だけど、いじめの話は担任には一切言わなかった・・・・親にも

抵抗する意思をむき出しにしたら、相手はさらに追い討ちをかける

1対1なら・・・・・怒りに任せて怪我程度ですまなくさせてしまう

そんな自分が怖いと感じていたから・・・・・手が出せない

そのうち、どこからとも無く先生たちが

構内でいじめがあると聞きつけて騒ぎ始め

クラス単位でいじめの聞き取りを始めた

唯一救いは、クラスメイト

慰めてくれて助けてくれて・・・・・だからクラブ活動もがんばって

国語教師には文学面の才能をを引き伸ばしてもくれました

卒業のときは、県の体育協会から表彰

登校することさえ憂鬱だったのに

逃げずに学校を休むことなく卒業

だから今の自分がある

今存在しているから、やりたことが

人生の目標が見つけられる

まったくなにも無くて生きてこれたことはそれなりに幸せ

何かあって、それがわかるから、同じ痛みはわかるはず

言いたくてもいえないことってあるよね





もし、自分が逆の立場なら・・・・そう教えられていた

だから一線を越えないでいられた

思考が負のスパイラルを巻くと、気がつけば

周囲の環境はそれを増長する構造になっていたりする

情操教育はどうなったのか?

人間関係の構築や意思疎通が不器用といわれている現代で、

感性が希薄なままである以上

いじめはなくならないし

潜在化しますます陰湿になる・・・・やがて過激に

昔は、真剣に教師と面と向かって叱られ励まされ

時には殴られ^^;・・・・・・そんな関係が心地よかった

地域の大人たちも、わが子のように気にかけていてくれた

今はどうなってしまったのか・・・・・・