涙を流すという事

実はね、先日パパが帰ってきていたのは、パパに大腸がんがあるかもしれないっていう、病院からの連絡があったからなの。
大腸がんは初期なら治る…とは言われても、末期なら他の癌と同様、難しくなるわけで。

結局、パパにはなぁ～んの問題も無く、無事上海に戻ったけど、
…考えさせられたの。

パパの年齢や、忙しい仕事の疲れ、人間付き合い…どれだけパパに負担がかかってたんだろうって。

いつも怒られていたけど、優しいパパだから。
私や祖父母に心配かけまいって、病院でも検査の朝もケロっとした声で行ってくるよって、でていった。
今思えば、不安だったんだろうなぁとか…なんだか、色々考えちゃう。

パパが病院で検査していた時、私はスターダストレビューのライブにお邪魔していたんだ。正直、パパからの連絡がくるまでライブに集中出来ていたかは分からない。
でもね、序盤で電話がかかってきたんだ。
「なんでもなかったよ」って。
「よかったじゃ～ん！何？ただの痔ってことぉ～？！」って大笑いした。

電話を切って席に戻ったらね、タイミングよく「木蓮の涙」の演奏が始まったの。

パパには何にもなかったけど、もしも、あの電話で癌の報告がされていたら…って思ったら、その曲が他人事には思えなくなってきたの。

きっと、今パパが居なくなったら私はどうかしてしまう。
きっと、いつまでも立ち直れなくなってしまう。
パパが居なくなった後の、ママの顔なんて想像したくもなくて。
…とまぁ、嬉しい報告を聞いたはずなのに、号泣していました。

人っていつ死んでしまうかわからないね。
だからこそ、いつ何があってもいいくらいに愛し合わないといけない。
再確認。23歳にして、またパパから大切な事を教えてもらいました。



…にしても、痔ってwww
私の家族らしい♪