生見愛瑠。
モデルさんでありながら女優も、という人は最近多い。
そんな中でも最も今、注目される女優さんではないだろうか。
最初に彼女のことを認識したのは、2021年のEDWINのCMだった。
笑顔が素敵な綺麗なモデルさんだな、と思って検索して知った。
まだドラマは6作品しか出ていないようだが、最初にドラマでお見掛けしたのは「石子と羽男‐そんなことで訴えます?‐」だった。
そこではゲスト出演だったが、まずまず存在感を見せつけていた。
その後、「日曜の夜ぐらいは…」で清野菜名、岸井ゆきの、そして宮本信子や和久井映見といった実力派、ベテラン女優を前に、恥ずかしくないどころか立派な演技力で驚いた。
そして今、木南晴夏と共演している「セクシー田中さん」だ。
どちらのドラマも彼女が可愛いからというだけで選ばれた、ベタで安い恋愛ドラマなどではない。著名な脚本家(岡田恵和、相沢友子)の作品であり、かっちりした人間ドラマだ。
それは彼女の演者としての実力を買ってのことだろうし、何より女優のキャリアアップとしては王道であろう。
現在放映中の「セクシー田中さん」の第3話、自らの過去を泣きながら語る演技は、本当にこの娘、本業が女優なのではと思わせる素晴らしいものだった。
165cmの身長、柔らかな雰囲気、そして豊かな表現力、輝きを放つ笑顔。
女優としての素質と魅力にあふれている。