’99年沖縄歌修行の旅初日 | 新・美穂蘭の舞台制作現場日報

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唄う滋養強壮剤@美穂蘭の活動報告

シンガーソングライターならば旅に出ねばと、OLを辞めギターいっちょ抱えて歌修行の旅に出たのが’99年の沖縄。

 

那覇~八重山~宮古島を三か月間かけてまわった。

 

初日ユースホステルで相部屋だったドイツ人のウ”ィリーさんに誘われて首里城、金城町の石畳、アカギの群生などを観て回る。

 

「観光に来たのではないから行かない」

 

と何度も断ったのだが彼女の粘りに根負けしたな。

 

夜は大阪で知り合ったシンガーの大城信也(まよなかしんや)さんが仲間の飲み会に連れて行ってくれた。

 

私とウ”ィリーさんは歓迎され、私がオリジナルを披露するとカセットテープも売れた。みんな温かく親切だった。


初日から幸運に恵まれていたのだが、その会が軍港反対の会であったことはぼんやりとしか受け止めてなかった。

 

 

私は沖縄の歴史をよく知らず無邪気に旅を続けたが、旅の途中その怒りと哀しみに触れ、何度か頭を叩かれたような痛みと摩擦を感じることになった。