「いっちゃが」 についての考察 | 新・美穂蘭の舞台制作現場日報

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唄う滋養強壮剤@美穂蘭の活動報告

「いっちゃが」は、宮崎県でよく使われる方言でシンプルに訳すれば「いいよ」なのだけど、ピンと来ない。やっぱり「ちゃが」を付けないと(笑)
 
「いいんだよ」「いいさ」「ええねん」「ええやん」「よか」
う~ん・・・どれも違う。

関西弁の「かめへん」が意味的には近いが、使うシチュエーションが微妙に違う。
シチュエーションで説明すると・・・
 

例えば近所の親戚の叔母さんが、頼みもしないのにズカズカ家に上がり込み台所を手伝おうとした時に、多少いらついて、
「いっちゃが!」
と強く言えば『そんな余計なことしなくていい』という意味合いになる。
 

例えば宴会で深夜になり、
「すみません!もう帰らなくちゃ嫁に怒られる」という言い訳をしながら帰ろうとすると、
何の根拠もなく「いっちゃが いっちゃが」
と軽く言われる場合がある。

「帰らなくていい」ということなのだろうけど、何がいいのかさっぱり分からない・・・。
『どうにでもなるから細かいこと言うなよ・・・』的なニュアンスになるのかな・・・。
 

例えば同級生に食事をおごった場合、
「ごめんね~いいと?」と言われたら、
「いっちゃがあ~」と語尾を上げて言う。
『いいってことよ』に近い感じだけど、そんな気取ったものではなく、もっと土の匂いがする^^
 

宮崎県人はとにかく頻繁に使う。
宮崎に遊びに来られた際には「いっちゃが」を使ってみてください。受けること間違いなし!
そしてついでに美穂蘭の曲「いっちゃが いっちゃが」を宣伝してくださいね!

後日「いっちゃが いっちゃが」の標準語訳をアップしま~す。
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