トトロあれこれ@大叔母編 | 新・美穂蘭の舞台制作現場日報

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唄う滋養強壮剤@美穂蘭の活動報告

今年で90歳になる大叔母は十代から小学校教員となり定年まで勤めた。 なんとかいう雅号を持つ書道家でもあり、二、三年前までは自宅で習字教室をしていた。

叔母の兄弟は全員生きていれば10人。
その長女である。
兄弟のピンチは常にこの長女が救ってきた。
仕事一筋 生涯独身 ブレない女

うちの家系には珍しく前に前に出るタイプで、目立ちたがり、気ぜわしい、出しゃばり・・・おっと言い過ぎた

正直私たち子供にとってもうっとうしい存在だったが、小遣いをくれるから仕方なく受け入れていた。

しかしこれが老いてからは、綺麗にアクが抜けた

私が大阪に戻る前日など

「アンタがおらんようになったら寂しいが」と言って泣く。

人って変わるんだなあ・・・・・可愛くなってしまったのだ。

彼女が朝起きてまずすることは化粧。
これは半世紀続けてきた習慣なのであろう。
最近少しボケてきたものの、習字の話や学校時代の話になるとピリッとする。
 今まで興味は無かった玄関に飾ってある書画は叔母自筆のものだった。 なんて書いてるのか全く読めない。
電話で聞いてみた。


母恋し かかる夕べのふるさとの 桜咲くらむ 山の姿よ

若山牧水の歌だった。


100歳まで生きると言っているので、女学生時代や、戦時中の話など、聞ける限り聞いてみたい。




帰省中、小叔母と大叔母と三人でおぐらのチキン南蛮を食べに行くのが恒例行事。

今回はハンバーグを注文・・・すご~く美味しかった ご飯が旨い

 
チキン南蛮を食べる大叔母でーす。