私の母方の祖父は満州で諜報活動をしていたと臨終の床で家族に語ったそうだ。
その血を受け継いでいるのか否かは不明だが、私はなぜか「隠された真実」「秘密の真相」などと聞くととことん調べたくなる性質を持っている。
とにかく「大きく隠されている真実」が知りたくてたまらい。
最近では、いや、ずーっとどうも日本の国際情勢の報道のあり方に疑念しかないので、素人ながらここに現在の確実な国際情勢のファクトを記したいと思う。
2022年9月15、16日にウズベキスタンのサマルカンドにてSCO(上海協力機構)の総会が開催された。
G7(日本は白人じゃないのにこちら側)に対抗してG8(中国・ロシア・カザフスタン・キルギス・タジキスタン・ウズベキスタン・インド・パキスタン)の対立構造が出来上がりつつある。
G7(西洋白人同盟側35カ国)の人口・国土面積は地球の15%、これに対して非白人側の人口と国土は85%もあるのだ。
アフリカ諸国54カ国、中南米諸国、東南アジア諸国もすべてG8側についた。
これでG8側は150カ国ぐらいなった。
我々日本人はこの地球の85%の人々の視点を知っているだろうか?
日本のメディアはこのことをほとんど報じない。国際情勢に関して日本は西側メディアの垂れ流ししかしていない。非西側のニュースと真逆のことを伝えていることもあるので恐ろしい。仕事が終わってなんとなくテレビニュースを見て、又はネットニュースに上がって来るものだけを見て「ウクライナは善でロシアは悪」と思っている人達は完全に世界情勢を見誤る。
まあ自分も含め西側の洗脳教育を受けてきたので仕方ないとも思うが・・・こんだけ目隠しのようなことをされている国も珍しいんではないか。
・・・以下、遠藤誉さん(中国問題グローバル研究所所長・6/19)の記事を抜粋します・・・
イランは言うに及ばず、アメリカを中心として対露制裁を行った国々にはない「視点」を、非西側諸国は持っている。
国連加盟国は現在193ヵ国だが、193-48=145(ヵ国)は、対露制裁をしていないのだ。
この世界の約75%の国々の「視点」を日本は知っているだろうか?
彼らはアメリカがどれだけ残忍な形で捏造事実(例えばベトナム戦争ではトンキン湾事件、イラク戦争では「大量破壊兵器」)をでっちあげて他国を侵略したか、ベトナムでは1000万人以上の、幼児や胎児を含めた一般庶民が残虐無比な形で殺され、イラクでも他の地域でも同様のことをアメリカが繰り返してきたかを知っている。そして、それを堂々と報道し情報を共有している。
なぜアメリカだけは他国をいきなり攻撃しても許されるのか、どんなに残虐な形で他国の一般庶民を殺してもアメリカだけは非難されないのか、こういった対露制裁をしていない75%の国々は「アメリカへの怒り」を共有しているのである。
それは日本では絶対に見えない世界だ。しかし人類は、アメリカに追随する西側諸国だけで成り立っているわけではない。
ロシアの侵略行動を誰も許してはいないが、アメリカだけは何をやっても許される理不尽さを共有している国々が、人口数的に計算すれば、人類の約85%(84.82%)もいるという事実を日本人は知らない。見ようともしない。
逆に言えば、人類の15%だけを「世界」と思っているのが日本なのだ。
それは必ず人類からしっぺ返しを受けることにつながるだろう。