たま駅長が亡くなりました。
私は和歌山県民ですが、たま駅長には会ったことはありません。
ただ、やはり、猫好き、動物好きとしては、たま駅長のニュースはいつも微笑ましく見てはいました。
駅長どうのというのではなく、1匹の知っている猫が亡くなってしまった、ということは、やはり悲しいものです。。。
たま駅長の生い立ち
たまの母猫であるミーコは元々、南海電気鉄道時代の貴志駅舎南側にあった倉庫内の作業員詰め所で飼われていた。一駅隣の甘露寺前駅で生まれたという。やがてミーコは貴志駅で4匹の仔猫を出産し、そのうちの1匹が三毛であった。兄弟達のうち1匹は死んでしまい、他の2匹は新しい飼い主に貰われていったが、一番性格のおっとりしたおとなしい三毛の仔は「たま」と名付けられて、ミーコと一緒に小山商店で飼われるようになった。ちびは生後間もない頃に駅前に捨てられていたのを拾われ、たまが母親代わりとなって育てていた。
たま達は売店と倉庫の間に作られた猫小屋で飼われるようになり、昼間は売店の前で過ごすようになった。近所の人たちや駅の利用客にかわいがられるいわば「駅のアイドル」であった。また、たまは「必要以上に耳を掻く仕草をすると、次の日の降水確率は90%以上」という天気予報の特技があり、三毛猫が船を護るという言い伝えもあってある漁師から譲ってもらえないかと相談されたこともあったという。
駅長就任の経緯
2003年、貴志川線を運営していた南海電鉄が赤字解消が困難なことを理由に路線廃止を表明したが、岡山県を中心に公共交通事業を行っている両備グループが経営を引き継ぐこととなり、同グループの岡山電気軌道の子会社として「和歌山電鐵」が設立された。
この経営移管に際して、路線や駅の敷地は南海の社有地から貴志川町(現在の紀の川市)の公有地となり、倉庫は取り壊して駐輪場に、倉庫と駅舎の間はホームへの公道として整備されることになったため、そこに置かれていたたま達の猫小屋は立ち退きを迫られることとなった。困った飼い主が2006年4月1日に和歌山電鐵の開業記念式典を終えた後の小嶋光信社長(両備グループ代表と兼務)に「猫たちを駅の中に住まわせてもらえないか」と相談した。小嶋自身は自宅では長い間紀州犬を飼っていたこともあって猫よりもむしろ犬好きであったが、このとき「たまちゃんと目があった瞬間、ピカッとたまちゃんの駅長姿が頭にひらめきました」とたまに惚れ込んだ小嶋の発案によって、「招き猫」になって欲しいとの願いを込めて、それ以前から駅の利用者に親しまれていたたま達を駅長などに任命することになった。これは和歌山電鐵移管後に合理化のために貴志駅を無人駅化したことも背景にある。猫に駅長を嘱託した例は日本の民営鉄道では初である。
さらに、2014年1月5日にはたまは「ウルトラ駅長」に昇進、全ての駅長を統括する職となった。
「ウィキペディアより」
ミーコとちびも助役に就任し、他界したミーコは永久助役となったんだそうです。。
生い立ちは何となくは聞いたことありましたが、助役がいるとは知りませんでした。。
今では超有名な猫ちゃんではあるけれど、行き場がなくなった時に、優しい人たちによって守って貰えた猫ちゃんだったんですね。
で、
たま駅長の経済効果は11億円以上なんだそうです。すごいですね。
駅舎も1億円で建て替えられ、駅長室もできたんだとか
誰だったか忘れましたが、見に行った人が、たま駅長はガラス張りの部屋で寝ていたと言うのを聞きました。
たま駅長はいいとして、たま駅長のおかげで潤っている人間が沢山いるだろうけれど、そのうち、猫のために使われているお金っていくらかあるのでしょうか。。?
11億円も経済効果あれば、ちょっとしたシェルターなんか建てられそうに思いますが。。
きっと、たま駅長も同じ猫達のために使われることを願っているんじゃないでしょうか。
たま駅長で有名になった和歌山県ですが、猫の殺処分数的にはそんなに優秀ではないんじゃないでしょうかね。
住んでて、意識レベルも低い気がします。
TNRなんかもまだ全然浸透してない気がします。
地域差もあるのかもしれませんが。。。
これは、すぐ近くの町の広報に載っていた記事です。↓
※野良猫の捕獲後の対応について
本町では、野良猫による家屋内への被害等でお困りの方に対して捕獲用の檻を貸し出しています。従来野良猫を捕獲したあと、役場へ届けていただき、役場が保健所へ申請していましたが、捕獲者が保健所に直接申請するよう保健所より指導を受けました。檻(オリ)を貸し出す時に再度お伝えしますが、捕獲後の判断(引き取り手を探す、保健所へ申請する)はご本人で行っていただくようお願いします。
捕獲器は貸し出すけれど、後の責任は自分で取ってくださいという内容ですね。
けれど、野良猫被害で困って捕獲器借りる人が、里親探しますかね?
結局は、「野良猫を保健所に自分で連れていかんなんけど、オリは貸したるで、そやから野良猫どんどん捕ってや!」と言ってるようにしか見えないですね。
たま駅長で盛り上がる和歌山県ですが、まだまだこんな原始的なことしてる町ばっかりなんじゃないでしょうか~。
もう世の中TNRって言ってる時代なんですよ~和歌山~!!
そこで、提案なんですが、どうせならもっと猫駅長のいる駅増やしてみたらどうなんでしょうね?
無人駅でしか無理なのかどうかわかりませんが、
例えばですね。。
A駅にはちょっと神経質でお腹のハゲが目立つ黒猫駅長。(しかもちょっとたるんでる)
B駅にはやたらに腰パン大好き、おもてなし好き三毛猫駅長。
C駅にはやたらに頭突きをして舐めにくる片目の見えにくい三毛猫助役。
D駅には人見知りでほぼ出てこない美猫助役がいるらしいよ。。。
E駅には、ほぼやる気ゼロの茶トラ駅長。
なんて風に。。(^_^;)
保健所や保護施設からオーディションで選ばれた個性派な猫がやったらええんです。
そして、それぞれの駅でその駅の個性派駅長グッズやら販売して、和歌山県の猫駅長を巡るツアーなんかも出来ますしね。
駅横には保護猫カフェ併設。そんなこんなで得た収益金を殺処分ゼロの活動に充ててもらいたい!!
是非!!!
どうです?私の「殺処分ゼロ」プレゼン
たま駅長のご冥福をお祈りいたします。。。