ベランダでボーッとしている私。


そこへ姑が来た。






ベランダの灰皿を見て


姑  「あら?トン吉タバコ(銘柄)変えたの?」


姑がタバコに火をつけながら言った。







ゆず 「あぁ、それ私のタバコです!」




もうね、勢いでカミングアウトしました。


赤ちゃんいるのに・・とか


言われると思ったけれど


あの時の私がもう我慢できなかった。




姑が我が家に来てから


姑の手前、罪悪感もあってタバコをずっと我慢していたから。


イライラもたまっていた。






姑と並んでタバコに火をつけた。





姑は何も言わなかった。






姑  「私もトン吉が産まれてからタバコが我慢できなくて、

すぐに母乳を止めてミルクにしたのよ」



ゆず 「・・・・」

    (私はね、タバコを吸いたくて吸ったんじゃない!

トン吉が浮気して借金して・・・イライラしまくりなのよっ!)



心の中で叫ぶだけで言葉にできませんでした。




姑  「こんな時じゃ、タバコも我慢できなくなるわね」


ゆず 「・・・・・」


姑  「ハナの前では吸わないのよ」


ゆず 「・・・わかっています」




この時、ベランダで姑と色々話しました。


というか、質問されたことに答えていました。





浮気のことや借金のこと。



聞かれたことには答える。


こちらからはそれ以上に言うつもりもなかった。



っていうかね、この時は話すのがおっくうだった。




私はタバコ吸って気分転換して寝るつもりだったから。


姑の質問攻めが早く終わらないかと


そればかり考えていました。





姑を夫の味方と思っていた私は

姑に対して壁を作ろうとしていました。


姑が私たちのために何か言ってくれても


それを素直に受け入れられず


言葉に裏があるんじゃないかと疑ってかかる私。







日に日に姑の存在が目に付くようになりました。