道路遊びと交通事故 | モンスター街に疲れた人のぶろぐ

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新興住宅街で日々繰り広げられる
他人の家の前での大規模な井戸端会議と道路遊び。
住んでみて分かった無法地帯。これは日本なの?
もううんざりです。
っていう話を一人でポツリポツリと呟くブログです。

先日、子供の命と交通事故を軽視した人と話し合いをしました。

今日は子供と車の交通事故について話してきたことを書きます。


今まで何度も書いていることですが
交通事故は「轢く可能性のある側」と「轢かれる可能性のある側」
双方の注意があって初めて防ぐことができるのです。

「運転する側が気をつければいい」

大切な我が子の命を他人に委ねるのですか?

積極的に交通事故の確率を上げるようなことはやめて頂きたいです。

もし不幸な事故が起こってしまった場合
誰が悪かったという話だけでは終わりません。

失った命は戻ってきません。
失った身体の機能も戻ってきません。

あの時こうしていたらと後悔しても時間は戻りません。

あの人が悪いと他人を責めても
どんなにお金を積まれても
戻らないものがあります。

事故の瞬間から
轢いてしまった側
轢かれてしまった側の
その後の人生は完全に変わります。


車が人を轢いてしまわないよう気をつけることは当たり前のことです。
気をつけていても急な飛び出しを100%回避できることはあり得ません。

私の住む住宅地にはたくさんの子供達を育てる親でありながら
井戸端会議や道路遊びで人が集まっている見通しの悪い角の道を
車で減速もせず突っ込んでいくような人が居ます。
こんな危険な人は論外ですが他に居ないと言い切ることはできません。
こんな人に大切な命を委ねられますか?

道路族に悩まされるようになってから
道路遊びで子供が犠牲になる交通事故のニュースには
よく気づくようになりました。
殆どの事故の加害者はその親や近隣住民です。
つまり子供達が普段から道路で遊んでいることを
知っている側の人達なのです。
この人達が気をつけていなかったと言い切れますか?
道路での寝転がりプラカーや腹ばいでのスケートボードなどは
運転席から見れば死角となってしまうこともあります。
急な飛び出しに冷やっとしたことは何度もあります。
いつ私達が加害者になってもおかしくないと
日頃から恐怖を感じています。

道路でこのような道路交通法でも禁止されている
寝転びや座り込みなどの行為も含んだ
限度を超えた道路遊びで事故になった場合は
信頼の原則で過失を問われなくて良いのではないかと思うほどです。
それでもこのような住宅地の場合は
予見義務や結果回避義務に違反してしまうことになるのでしょうか。
法律のことは知識がなく私には分かりません。
ただ、交通事故の加害者は法的責任だけでなく
本人と家族の人生も狂い、一生苦しみを背負うことになります。


交通事故の悲しい場面を見たことはありますか?

実家で暮らしていた頃近所を通りかかったら
その家の男の子が道路に倒れていました。
頭から血を流して目を閉じて。ピクリとも動かず。
周りには泣き叫んで名前を呼ぶ家族が居ました。
横には顔面蒼白で震えながら立っている運転手が居ました。

お向かいの子供達が言うには
玄関からお向かいの家に遊びに行こうと
左右の確認をせず飛び出してしまったそうです。

その男の子は亡くなりました。5歳でした。

お兄ちゃんが小学生になったばかりだったので
早く小学生になりたいと小学校に行くことをとても楽しみにしていました。


この場面が想像できますか?
自分と大切な人(子供)に置き換えて想像できますか?

そして轢いてしまった運転手。
あなたやあなたの配偶者に置き換えて想像できますか?

遠い世界の出来事で他人事であると思っていませんか?

子供絡みではありませんが
私の従姉妹は数年前に交通死亡事故の加害者となりました。
相手の過失が大きく避けるのが難しい事故でしたが
今も重い十字架を背負いながら生きています。

故意でなくても
傷害や殺人と変わらないことをしてしまうのです。
それが交通事故です。


相手が故意でやったことでないことは理解していても
大切な人が傷つけられた時に
加害者に対して怒りや憎しみを感じる気持ちは
人間の自然な感情だと思います。


私達は所詮カタチあるモノなのです。
脳があって心臓が動いてくれているから生きている
物理的に生かされているだけです。
打ち所が悪ければ簡単に死んでしまいます。
生き物の生命力は凄い、生命の奇跡、人は意外と強いもの
そう思うことも多いですが
こんなことで人は死んでしまうの?
と心が納得できなかった死もありました。

余談ですが私は病気で身体の機能をひとつ失いました。
30代ですが病気を克服して生き延びた先の未来を悲観しました。
こんなに辛く悲しい思いを私よりも未来ある子供にさせたいですか?


道路遊びはただでさえ騒音や物損、進入などの迷惑行為、
道路の使用用途に沿わない危険行為などで近所迷惑となっていますが
近隣住民を交通事故の加害者にする可能性のある
迷惑行為であることを考えて頂きたいです。


道路遊びをやめることは
子供達の命と
近隣住民を守ることに繋がります。