こんにちは。モツ煮利長(としなが)の店長です。
現在、鹿児島・宮崎へモツ煮改良のための出張に来ています。
ついでに、食べ歩きや温泉も楽しみながら、学びと癒しの二本立ての旅としました。
本日は、出張3日目(12月10日)の様子をご報告いたします。
(令和7年12月14日に高岡に戻ってから投稿)
グリーンホテル福住を出発、仕入れ先で確信を得る
枕崎の「グリーンホテル福住」を後にし、当店のモツ肉仕入れ先の一つである南さつま市の株式会社コワダヤ様へ向かいました。到着すると、吉田常務と品質管理係長が出迎えてくださり、豚が農場から搬入され、と畜、内臓処理、汚水処理に至るまでの一連の工程を見学させていただきました。
工場内はHACCPに基づいた衛生管理が徹底されており、日頃お客様に提供している肉が、こうした現場で丁寧に処理されていることを自分の目で確認し、「自信を持って提供・販売できる食材だ」と確信しました。
↑コワダヤ様外観
盛鹿児島名物スーパー「A-Zかわなべ」を見学
次に向かったのは、鹿児島では有名な大型販売店、株式会社マキオが運営するA-Zかわなべ(南九州市川辺町)。
九州のスーパーでこのA-Zとアミューズメントフードホール ハローデイは以前から見学したいスーパーでした。

↑A-Zかわなべ外観
午前11時半に到着し店内へ入ると、その広さと品揃えに圧倒されました。
端から端まで見通せないほどの規模感で、体感的には500メートル近くあるのではと感じるほど。価格も全体的に安く、特に調味料売り場は白だしや黒酢関連の商品が非常に充実していました。南九州独特の調味料を探しながら、妻へのお土産もここで購入。今晩は素泊まりのため、惣菜やお酒、飲み物もまとめて買い込み、結果的に2時間も滞在してしまいました。


↑A-Zかわなべ内観
知覧特攻平和会館を訪れて
その後、以前から訪れたいと思っていた**知覧特攻平和会館**へ。平日にもかかわらず見学客は多く、中学生の修学旅行と思われる団体も来場しており、館内はかなり混雑していました。
時間の都合ですべてをじっくり見ることはできませんでしたが、展示されている遺書や写真、当時の記録を前にすると、自然と足が止まり、いろいろと考えさせられます。普段の仕事や日常とは違う時間軸で、「生きること」や「選択すること」について静かに向き合う、貴重な時間になりました。
黒豚しゃぶしゃぶととんかつを堪能
夕食は、以前「秘密のケンミンSHOW極」で紹介されていた鹿児島の黒豚しゃぶしゃぶを食べたいと思い、「遊食豚彩いちにいさん 国分店」へ。偶然にもコワダヤの吉田社長からも勧められていたお店で、行くべくして行った一軒と言えるでしょう。

↑Aいちにいさん 国分店外観
今回は黒豚ロースかつ御膳(3,200円)と黒豚しゃぶしゃぶ単品(2,900円)を注文。とんかつは肉厚で、脂の甘みと赤身の旨みのバランスが絶妙。オリジナルのソースもありましたが、あえてソースをかけず、そのまま2/3切れを食べた後、残りは塩でいただきましたが、豚の旨さがダイレクトに伝わってきて本当に美味しかったです。個人的には、なにもつけずに食べたのが一番おいしかったですね。![]()

↑黒豚ロースかつ御膳
↑肉厚な黒豚ロース肉
続いてしゃぶしゃぶ。IHで温めたしゃぶしゃぶ用のなべに、まずスライスしたニンニクを入れて香りが立ってきた頃に豚肉を少し投入。昆布と鰹節の出汁にくぐらせ、たっぷりの刻みネギと一緒に食べると、ネギのシャキシャキ感と豚肉の甘み、だしの旨みが一体となり、思わず唸る美味しさでした。
鹿児島では「しゃぶしゃぶ=豚」「だしにつけて食べる文化」というのも納得です。
このお店では、だし汁に柚子胡椒を混ぜて、ちょっと辛味のパンチがきいた味変させることもできました。
もっと肉が欲しくておかわりしたですが予算オーバーになったんで我慢。鹿児島に来たら別の店で、違った味の出汁を使ったしゃぶしゃぶを食べたいな。肉もお替りしてね。(笑)
後で調べたらこのお店では「氷・白くま」もあったのを後で知った。デザートに氷白熊を食べられなかったのは悔いに残りました。
妙見温泉・秀水湯で一日を締めくくる
食事を終える頃にはすっかり暗くなり、妙見温泉「秀水湯」へ向かいました。街灯の少ない山道を15分ほど走り、カーナビを頼りに到着したものの辺りが暗くて宿泊先らしい施設が見つからず、携帯電話で案内を受けながらようやく到着。
その後、オーナーから入浴方法の説明を受け部屋へ案内されました。
↑宿泊部屋
昭和の学生時代を思い出させる六畳キッチントイレ付の部屋。自宅に居る以上にリラックスできました。

↑翌朝の秀水湯入口外観
荷物の整理を行った後、早速入浴。
一人先客がいらっしゃり、話をしたところ地元の方で毎日この風呂を利用しているとの事。彼の話によれば妙見温泉の中ではこの秀水湯が一番いいお湯らしい。自宅にも温泉を引いてあるが、敢えてここに来るくらい泉質が気に入っているとの事。
また、妙見温泉を利用する宿泊客の中には、宿泊先からわざわざこの秀水湯へ風呂に入りに来る人もいるらしい。
確かに宿泊施設は湯治場風で、よほどの温泉マニアではない限りかなりの抵抗がある施設であるのは事実。
なので宿だけ他の旅館を使い風呂だけ入りに来るというのは考え方としては十分納得のゆけるものだ。
浴槽は大人2人でいっぱいの狭さですが、源泉かけ流しで湯量は非常に豊富。無色透明の炭酸泉で、しばらく浸かっていると手足に細かな泡がびっしりと付き、その量に驚かされました。浴槽の縁で横になり、流れ出る湯を体で受ける“トド寝”(マニアの間で言われる言葉。トドの様に浴槽のふちで寝そべって流れ出る温泉を体で受ける事。寝湯)をしながら、ゆっくりと時間を過ごしたいと考えてしまった。

↑浴室浴槽

↑タップリ流れる源泉
↑浴槽からあれ流れる源泉
↑翌朝浴室入口撮影
常連さんの話では、ここの温泉は風呂から上がった後に非常に汗が出てくるとのこと。
実際に風呂から上り、部屋のパソコンでブログの編集を行ってたが汗がガンガン出てきてビールやチューハイがガンガン胃の中に入って行った。
こたつに入り横になっていたら知らない間に寝てしまい、起きたら12時を過ぎていた。
もう一度一人で風呂に入り温泉を満喫する。
外が明るくなってきた6時過ぎに朝風呂も戴きゆっくりしていたら予定の滞在時間をオーバーしてしまうくらいの良い温泉でした。
今回は、妙見温泉、秀水湯の出発までをアップしました。
「現代の時間の外にある温泉」(ひなびた温泉研究所、岩本薫氏の言葉)といえる温泉でした。
4日目は、霧島山・韓国岳を中心に時計回りで温泉と霧島六社権現を参拝するという、計画変更の行き当たりばったりの行程になったが、スピリチュアルなパワーを頂いた参拝について報告します。
次回もお楽しみに!





